プロローグNo.2
まったく上手くない文章だけでど書きたくてしょうがないみたいで、どんどんアイディアが浮かんできてしまい、次の日に2つ目をだせました!
今回も至らない点がたくさんありますのでご指摘をもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします〜
そんなことを思っていったら、開いていた窓から突然何かが飛び込んできた。普通の人なら驚いたりパニックになったりしてしまうが、千紘は驚くことも無く呆れ顔をしていた。何故ならこの状況はある人物の登場だと知っているからである。
「せんぱーーーい!!朝ですよーー!!!!」
「お前はいつも派手に登場しなきゃダメなのか?」
「いやいや先輩、本当は窓ガラスを割ってカッコよく登場したかったんですよ!」
咲が窓から入ってくることを知っているため、千紘は常に自室の窓を開けているようにしている。
「咲ちゃんは俺の部屋をなんだと思ってるのかな?」
げんなりした顔をしながら返ってくる言葉を予想していた千紘だった。
「おもちゃ箱ですよ!!!!」
「なんだそりゃ!先輩を敬え!!」
つい勢いよくツッコミをいれたせいで頭に響いて苦い顔をしているところに 「嫌ですよーー」という返しがきて、肉体的にも精神的にも苦い思いをさせられた千紘であった。
この先輩(千紘だけ)をまったく敬わない女の子が宮野 咲である。咲は高校1年生である。髪は肩までの長さで鮮やかな栗色をしている。染めているように見えるがこれは自毛である。クリっとした目に可愛らしい顔立ちで体格は小さいほうだ。とても愛嬌がありマスコットキャラクターの様な存在だ。
「で咲ちゃんなにかようですか?」子供に言うように問いかける千紘。
「ぐうだらのお寝坊な先輩をこの可愛い後輩が起こしに来たんだぞー!!」えっへんと自慢した様に言った。
「はい、起きましたよ。ごほっごほっ」
朝から熱があるのに真希にツッコミを入れ続け、そして咲を相手にするのには体力の限界がきたみたいで、こもった咳をしてしまった。
(やばいな、本格的に咳き込みはじめた)
「え?先輩なにやってるんですか?なんで頭いい人のふりしてるんですか?」
首をかしげて頭の上にいっぱいの?(はてな)マークを浮かばせていた。
「なんでそこで頭いい人がでてくるんだ?」
そう言った瞬間、真希との会話を思い出し、咲が次に言うであろう言葉に心当たりがある千紘は、ここはスルーするべきだったと後悔したが、時すでに遅し。
「そんなの先輩がバカだからですよー」
それを言われた時、(また同じやりとりか)と思いながらも(可愛い後輩のためにのってやるか!)と疲れきった気持ちを抑えて千紘はいつものようにツッコミをいれるのだった。
「そんなにバカじゃねーよ、それにちゃんとした風邪だよ!」
「そんなおかしいですよ!!だって先輩はバカ世界代表なんですよ!!!!」
「それ流行ってるのか!!?」
なんのことと咲は首をかしげたが、千紘はさっきも同じことを言われているのでツッコミたくなってしまったのだ。
「ありえない、ありえない...」
とうつむきながら呟いていた咲。そうしているとなにか思いついて、納得したみたいで顔を上げた。
「季節はずれのインフルエンザですか!それならとてもバカっぽいですよ!!流行ってもないのになるなんてバカそのものじゃないですか!さすが世界代表ですね。格がちがいすぎます!!!!」
(なんと、咲ちゃんは真希先輩を超えたかな)などと感心しながら聞いていたが自分のことだったと気付き、我に返った。
「それなら納得したので看病してあげますよ!私バカの看病には自信があるんです!!」
「そんな自信捨ててしまえ!!でもまぁ看病してもらおうかな。」
いつもの千紘ならここで引き下がる事は絶対にありえないのだが、体力が限界にきてしまっていたので諦めることにした。
「仕方ないなーじゃあ氷もってきてあげますね!」そういって、また窓から部屋を出ていくのだった。
(てか咲ちゃんって人の面倒できるほど常識人だっけ?)とすこし不安になりながらベットに横たわった。
「まったく騒がしいぞ後輩共。」