表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/13

プロローグNo.1

初投稿です!

至らない点があると思いますがそこは優しく教えて下さると助かります!!!!

僕も頑張りますのでよろしくお願いします!!

「あ〜体だるいな。風邪ひいたな」


ゴールデンウィークの最終日の朝であった。朝日が眩しいのを感じながら、体のだるさも感じていた。


「38度ぐらいあるかな...」


自分の体のだるさから体温を予想して千紘は体温計を手にとった。


「はぁ〜38度ぴったし連休最終日についてない」


などと愚痴をこぼしている千紘のところに、綺麗な黒髪ロングヘアーの寝ぼけ顔をした美人が不機嫌そうにやってきた。髪はぼさぼさで目は半開きの状態、目の横には涙が溜まっていた。涙が溜まるぐらい眠いのだろう。


「今日の朝食は千紘でしょ。はやく作ってくれない」


と言われたが今の千紘の状態では立つのもふらふらで料理などできる余裕もない。


「えーと真希先輩すみません。俺風邪ひいたみたいなんで、今日の朝食かわってもらえませんか?」


それを聞いた真希は自分の常識では理解出来ないことを聞いたかの様にびっくりした様子だった。なにより寝ぼけ顔が一瞬にして消えてしまったことが物語っている。


「ねぇ千紘バカは風邪なんてひかないのよ。無理してバカでないふりなんてしなくていいのよ。」

「いや、なんで俺がバカ前提で話してるんですか!」

「え?だって宮崎千紘はバカ世界代表でしょ。そんなことみんな知ってるわよ」

「そんなわけないだろ〜!!!」


怒った表情をみせた千紘に、真希はクスクスと笑っていた。


千紘ー宮崎 千紘は高校生2年生の男子である。小柄で体は細く貧弱。世間だとこれをもやしっ子というのであろう。黒髪でぼさぼさ頭、クリっとした目をしていて幼い顔立ちをしている。


一方の、西坂 真希は千紘のルームメイトであり、また生徒会長を務めている高校生3年生である。とても綺麗な顔立ちをしており、黒髪ロングヘアーでその髪の長さは腰の位置にくるぐらい長く、大人っぽくキリッとした目つきは自然に人をひきつける様な美しさをもっている。


ここは学校の寮である。千紘達が通う学校は国立第7高等学校といわれる学校である。この国立第7高等学校。通称7高がある街は国の政策により国立学校を1つの街にあつめて学生のための街、というコンセプトでつくられた街である。そのためこの街には高等学校だけで20校以上の国立校がある。学生の人口の数はこの街の人口の8割をしめている。

そして、千紘達が通っている7高の規則は全寮制で男女5〜6人で同じ寮で暮らすこととされている。


「それで、風邪ひいたっていって自分の仕事をサボろうとしてるわけね君は。」

「なにあきれたように言ってるんですか!子供の学校サボる口実づくりと同じにするのやめてくださいよ!」

「それとなにが違うの?私には同じにしかみえないのだけど。」


結構本気でいっている真希。自分の後輩はそんなことをしてでも仕事をサボる人間だと思っている。


「まぁ確かに似てるとは思いますけど!違いますからね!!」


少し咳き込みながら自分の主張をうったえていた。


「それはなに、どのかのゲームの色違いモンスターみたいなものなの?」

「なんでそういうこと言うかな!」


すごく焦りながら千紘が言っていたのをみて、真希は満足したのか。


「あっそ。もう千紘で遊ぶのも飽きたし、明日の休み明けの学校準備の仕事もあるからもう行くわ」

「ツッコミたいとこたくさんあるけど疲れたんでもういいです...」


かなりげんなりした顔で言う千紘に真希が嬉しそうにしながらクスクスと笑っていた。


「じゃあ行ってくるわね。看病は咲にしてもらいなさい。」


その人物に看病してもらうのは避けた方がいいかもしれないと、真希の言葉を聞いた時に思った。

千紘を構うのやめた真希は、すぐに制服に着替えてパンをくわえながら、フラグ回収はあると思う?と千紘に聞き、ふざけながら学校に向かった。


(まったくあの人は自由だな〜てか!誰か看病して!)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ