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続・メリーさん「今、あなたの家にいるんだけど……」

作者:三管陽山
前作 「もしもし、メリーさん? 今どこにいるの!?」 http://ncode.syosetu.com/n2069cx/
の続き(?)です。

「あっ、やっと繋がった! もしもし? 私、メリーさん。あなたの家にいるんだけど……。ねぇ、あなたは今どこにいるの? この空の続く場所にいるの? え? セミ? ごめんなさい、分からないわ。ごめんね、ネットで探してみるね。あっ、パソコン借りても良い? だいじょうぶ、パスワードは……えっ、なんで知ってるのかって? だって、私あなたの家にいる時ずっとあなたの後ろにいたもの。ダメよ気を付けないと。ショルダーハックって言って一番初歩的な物理的セキュリティーホールが……ごめんなさいごめんなさい。じゃあwifiだけ繋げさせてね。スマホで動画探すから。スマホ民はコメントするなって言われてもめげないから。ええ、それであなたは今どこに……。は? ナンパされた? マスクつけた女の人に? 今も一緒にいるの? ちょっと代わってくれるかしら? ええ、もしかしたら私の知り合いかもしれないの。ありがとう……。」

 ……。

「ポマード! ポマード! ポマード!」

 ……。

「……あら、あなた。代わったの? まだ話は済んでないのに。え、逃げた? そう、残念だわ。何か聞こえた? ううん、気のせいよ。ところであなたは今どこにいるの? 早く帰って来て欲しいのだけど。いいえ、斧女さんはベッドの上で寝てるし、隙間女さんはタンスに挟まって寝てるわ。貞子さんはお酒を飲んだ後すぐ帰ろうとして上半身だけテレビの中に入って身動きが取れなくなったからそのまま寝ちゃったの。他には家に誰もいないわ。ただ、目と口が縦になった女の子が窓からずっとこっちを見ていて……いいえ、大丈夫。目つきがちょっとななめってるけど。ええ、宗教の勧誘ではないみたいね。それであなた、追加のお酒を買いに行ってくれてからもう30分も経つのだけど、一体どこまで行ったの? え? 下半身が無い女の子から逃げて? 首が無いバイク乗りの女にも追いかけられて? 2人が……合体!? それはもう手がつけられないわね。まるでデビルガンダ……んん、何でも無いわ。ちょっとアニメにそういう人がいた様な気がしただけ。それで、今どこに……。え? すごく足の速いおばあさんに助けられて? そのまま高速道路を? そう、大変だったわね。最近ではターボばばあもETCで料金所を通過するみたいだから……。そう、隣町で降ろされて……2丁目のファミレス前にいるのね。迎えに行くわ。そのままファミレスの中で待っていて頂戴。……大丈夫、私を誰だと思ってるの? そう、メリーさんよ。それじゃあ一旦切るわね」

 ……。

「もしもし? 私、メリーさん。今、あなたの家にいるの」

 ……。

「もしもし? 私、メリーさん。今、4丁目のタバコ屋の角にいるの」

 ……。

「もしもし? 私、メリーさん。今、3丁目の交番前にいるの」

 ……。

「もしもし? 私、メリーさん。今、2丁目のファミレスの前に……ちょっと! 誰よその女! 見えてるわよ! 待ってなさい、すぐ行くから!」

 ……。

「私よ。あなたの後ろの席に着いたわ。そのまま話を続けて。……そう、尺八様って言うの。とんでもない淫乱女ね。口裂け女の方がまだ……え? 逆? まあいいわ。すごく背が高いのね。あなたの好みのタイプなのかしら? え? 背が低い方が好き? そんな/// 公衆の面前で大胆ね/// あら、私の事じゃないの? チッ……。まあいいわ。それで、こんな夜中にどうしてあなたはその八尺様と……? 口裂け女が逃げた後にファミレスに入ろうとしたら、その女がファミレス前で行き倒れたから中でご飯を奢ってあげてたと。あなたはそう言いたいのね? よくまあそんなに次から次へと気に入られるものね。何よ、私は別にあなたの事を気に入ったわけじゃ……ただ、私が電話する度にあなたが折り返しお返事をくれる物だから……。ええ、そうよ。あなたが私を気に入っているんでしょう? だから私はストーカーじゃないわ。よく話すし……拒まずに家に入れてくれるし……その、や、優しくしてくれるし……。ああ、もう! あなたが私を好きなんでしょう!? 別に私はあなたの事なんて……! うそ、ヤダ。ごめん、泣かないでよ。わ、悪かったわ。そうね。私だって中途半端な気持ちであなたに抱かれたわけじゃ……。でもね、1回寝たぐらいで彼氏面しないで欲しいわ。え? 6個入りだった? 訂正するわ、一晩寝たぐらいで……。って凄! あなた一晩で一箱使いきったの!? そうね、私も次の日は筋肉痛で動けなかったわ。……たまになら良いわよ。もう、バカ……こんな所で……。ってアレ? 八尺様は? もう帰った? ぽぽぽぽって言いながら顔を真っ赤にして? ……そう。私たちも帰りましょう。みんな酔い潰れて寝てるわ。お酒の追加は要らないけど……。ね、コンビニ寄りましょうか? もう一箱、買っておきましょう?」

 ……。

「もしもし? 私、メリーさん。今、あなたの隣にいるの。……ふふっ、呼んでみただけよ」

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