蜜柑
とある人が言った、みかんって芽の逆っていうか下のほうから向くよね。
僕はそのなんとなくしている行為に僕は反してみたくなった。まぁ、若気の至りである。
ちょっと何を言っているか自分でもわからないが僕のキーボートにおいてある左手の数センチ横には
リアルにみかんがあるのだ。なんということだ、この些細な好奇心には手を貸してくれるのか!
神よもっと人生の転機なるときに力を貸してくれぬものか。。。
まぁ、そういうことは置いといて、まずは普通に皮をむいてみよう。
まだ、数には余裕があるので、、、では、みかんの御尻よ、失礼いたす!
なんということだろう、程よくみかんの果実本体に残る白皮、そして昨日切った爪に容赦なく
挟まってくるみかんのうっとうしいこと!
ダメだ、このむき方では屈辱しか残らない。
ちょうど食べ終わったので次のみかんは上の蔕があるほうから剥いてみることにしよう。
ファーストコンタクト、、、、なんということだろう、みかんの皮が少し硬いせいだろうか
するりと剥け、みかんの果実につく白皮もいい感じにとれたではないか、多少爪にはみかんの物質
と思われるものが入るものの、先ほどの剥き方よりかはずいぶんよくなっている。
新しい発見だ、、、学会へ、学会へ急ごう。
という発見を遥かに超える蜜柑の酸味と甘味のバランスの良さと、薄皮がはじける触感に、ほっぺが落ちる。
何をしてたんだろうと、思いながら、僕は三つ目のみかんに手を伸ばした。
三つ目はなんと、御尻のほうから剥いてしまった。
ようは、おいしけりゃなんでもいいのだ!