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悪魔の責任  作者: 判じ者
8/26

和解

 三時間後


 「お、俺らなにしてるんスか・・・・・・?」


 「し、知らん・・・・・・。」


 悪魔と俊平は我に返っていた。

 ぶっ飛んだテンションで鬼ごっこを始めた二人だったが、さすがに疲れたらしい。

 二人とも、ぜえぜえと肩で息をしている。


 「くそ、こんなに疲れたのって何十年ぶりだろ。運動不足かな。てかお前、元は人間だったとはいえ悪魔をここまで疲弊させるなんて、なんか生意気だぞ人間」


 汗でべったりと額にはりついた髪をかきあげて、悪魔は深く息を吸って、ゆっくりと息を吐いた。


 「覚えておこう。魂をいただいた者の中にそんな奴がいたと」


 「だ、だから・・・・・・」






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