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和解
三時間後
「お、俺らなにしてるんスか・・・・・・?」
「し、知らん・・・・・・。」
悪魔と俊平は我に返っていた。
ぶっ飛んだテンションで鬼ごっこを始めた二人だったが、さすがに疲れたらしい。
二人とも、ぜえぜえと肩で息をしている。
「くそ、こんなに疲れたのって何十年ぶりだろ。運動不足かな。てかお前、元は人間だったとはいえ悪魔をここまで疲弊させるなんて、なんか生意気だぞ人間」
汗でべったりと額にはりついた髪をかきあげて、悪魔は深く息を吸って、ゆっくりと息を吐いた。
「覚えておこう。魂をいただいた者の中にそんな奴がいたと」
「だ、だから・・・・・・」