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あの時からいつもいた彼女  作者: 凛々レ縷々
短編のDLC

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16/16

あの時からいつもいた彼女(別冊冬号)

「Hey 不二枚!」

「 ──── 」

「Hey 不二枚!」

「 ──── 」


「あれ? 応答しないなんて」


「へ、Hey 不二枚ーー!」

「お呼びでしょうか、わらび様」


「どうして応答しなかったの?」

「昨晩のアップデートで、HeHey(ヘヘイ)が呼び出しのデフォルト設定になっています」

「何でだよっ」

「間違えて呼び出すのを防止するためだとか」

「えっー、 Hehey(ヘヘイ) 不二枚! とか何かヤダなぁ」

「元に戻せますよ」

「じゃぁ、戻しといてよ」


 この様に時々、開発に携わる一個人のマニアックな操作方法を押し付けられる事がある。大多数の利用者にとって迷惑でしかなく、混乱を招くにも拘らず稀にあるから悪質だ。


「他にどんなアップデートがされてるの?」

「亜体の実装です」

「いらねーよ、そんな機能」


「巻角、ケモ耳、尻尾も多数の種類があって、胸部のパーツやモフモフの半身、全身、部分的カモフラージュ。後それと、脚の逆間接が選べる用になりました」


「ACかよ!」(※AC参考)


「いやいや、その説明いる?」(梅海苔 )



※AC= アーモンド・コンパニオンプランツ とは、アーモンドは自花受粉しないため、近くにモモや花モモの木を植えることで受粉が促され、実つきを良くさせる行為。因みに 扁桃腺(へんとうせん)にモモとう字が含まれている。扁桃とはアーモンドの和名呼びである事にも注目したい。これらを何んらかの隠語と察するのは早まった行為だ、前出した一個人のマニアックな妄想による迷惑行為の予兆と自制すべきである。


「いや、もうそんなのどうだって良いんだよ……、不二枚」

「わらび様、どうなさいましたか?」


 それはコンテストに向けての事である。


「? 何んの回想でしょうか、わらび様」


 予測変換が深刻な状態になってて、もう賞を狙うのは無理かなってなって。


 雪だるま作るのはどう?    ええ、わかります

 恐れが敵となるだろう     ええ、わかります

 何にそんなに怖がっているの? ええ、わかります

 真実の愛が氷を溶かしたんだよ ええ、わかります

 もう二度と閉めないから    ええ、わかります


「わらび様、何故にアナ雪?」

「不二枚、もしかするとオレ、鰭脚類(ききゃくるい)に含まれる 海棲(かいせい)哺乳類のグループなのかも」

「アザラシとwikiの情報 ですね、わらび様」


 そしてその亜科に分類された結果、またしても選考されることはなかったのであった。


「だから、ちょっと『あの時からいつもいた彼女』の所為だって思ったりもしてて」

「コメディやホラーは方向性の好き嫌いが顕著に出ると言いますし」

「ああ、だからってオレは亜科のアンティエみたいなゴマアザラシじゃない」

「ヴァイスヴルストの様な話しは私めも ときめきモジュールが……」


 では解説しよう。


 ヴァイスヴルストの皮は食べる食べないは議論されがちであるが、本場ミュンヘンに於ける伝統的な作法では、


『剥いて食べる』(梅海苔 & 不二枚)


 ……、である。


「わらび様、アオハルやウェルメイドを期待される場所での活動は不向きかと」


 制すると征するの違いは『規律や感情で抑える』か『武力などで服従させる』かにある。だが結局のところ『服』自体を取り除く事に本来の解放が待っているのではないのかね諸君。装甲(armored)を捨て立ち上がれ!


『ええ、わかります』(梅海苔 & 不二枚)



「わかってんのかよ」(ナレーター)



 と、いう様なコアな夢をみましたが、次のコンテストに向けて邁進中であります。

 本編DLC10をお持ち下さい。






意外と落ち込んだりしながら頑張ってます。

気長にお持ちを。


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