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「第三話 未〇△☐め@×択1」-9

カレン 十五歳

黒髪ロングの清楚な美人系少女。身長は178cm。

[最近あったこと]:白髪交じりだった髪の毛が黒髪だけになった。

オイキャス 十五歳

黒髪、黒目の主人公。

[最近あったこと]:婚約していた彼女から急にノーを突き付けられた。

シオノ

カレンの推し。

[最近あったこと]:カレンちゃんの様子がおかしい……笑。

「……本当ですか!?」

 カレンは驚いた表情で立ち上がりピエスに聞く。

「あぁ、本当だ、ぺローからの報告だ、間違いない……」

「それ結構まずくないですか?」

「とても望ましいとは言えない状況ではある……」

「……ケーニッヒが私を勧誘してきたのは独立のために私が利用できると思ったからという事ですよね?」

「断言できないが私はそう考えている」


 ウェストンマルクの企みが分かったことでこの国の状態が鮮明になったけど……、事態は思った以上に複雑だ……。

 困ったね……。

 けど、ちょっと変な気がする……。


「何の考え事だ?」

「どうも時系列が合わなそうな事が……」

「なんだ?」

「もし仮に私の事を独立のために利用したかったのなら、すぐにでも私の事を勧誘していてもおかしくないと思うんですけど……。実際に勧誘されたのはウェストンマルクに着いてから二十日以上経ってからでした」

「確かに、ウェストンマルクであればすぐに君の情報は入っているはずか、であれば確かに不可解ではあるが……。皇帝との関係を慎重に考えたか、もしくは君の存在を信じていなかったが考えを改めたか……」

「考えられるのはそのあたりでしょうね……」

「あぁ……。この話は結論は出ないだろうから話を進める」

「すみません、話の腰を折ってしまって」

「構わん、むしろ気になったことがあったらどんどん聞いてくれ。話を戻すが今我が国はこの大きな問題を内外で抱えている」

「話を聞いただけでも深刻さが分かりました」

「だろう?そこでもし仮にウェストンマルクが実際に独立へ動いたらどうなる?」

「それこそ内紛が起こるでしょうね……」

「そうなればもはやクーデターどころではないだろ?」

「おっしゃる通りだと思います」

「さらに仮定の話を続けるとして、もしウェストンマルクが独立を果たしたとするとこの国はどうなる……?」

「……ウェストンマルクの緩衝地帯があるとは言え要塞を失った帝国は隣の国からは格好の餌食になる」

「そうだ。にもかかわらず皇帝はとても消極的な考えで、何もせず現状維持を続けている、我が国を守るためにもこの状況は何としても変えなければいけない」

「となるとまずはウェストンマルクとの交渉を最優先で進めないとそもそも安全に事を進めないという事ですね」

 ピエスは首を縦に振る。

「今の状況で皇帝選挙を起こしてもリスクが大きすぎる」

「だからまだ準備にかかると仰ったんですね」

「あぁ」

「もしクーデターや暗殺の情報が予期せぬ形でウェストンマルクに洩れたら……」

「その時はこの計画のみならず我が領土の終わりとみていいだろうな」

「より慎重にならなくてはいけませんね」

 カレンはまだ一口しか口をつけていなかった冷めた紅茶を一気に飲み干す。

「しかし、必要経費とは言え完全に一歩目を踏み間違えてしまったな……」

「それはどういう……?」

「君の事をもう少しだけ早くここに連れ出せればよかったのだが……、ウェストンマルクとの交渉は難儀になってなるだろう……」

「なるほど……」


 確かに私の事を狙っていたケーニッヒからしたらリベルパールに対していい印象は持たないでしょうね……。

 直近の最大の課題はウェストンマルク、ケーニッヒと交渉をして独立の動きをどうにか阻止する、そして私たちの計画を悟られないかという事だ……。

 となるとやっぱり独立を阻止するなら武力交渉になる……?

 いや、別にそれだけじゃない……。


「何か、ウェストンマルクと交易したりしていますか?」

「我々の領土では直接交易をしていないな、如何せん最西の地と最東の地であるから、物を運ぶのに時間がかかりすぎてしまってな……」

「そうですよね……、では経済的な交渉というのは厳しいですね……」

 カレンは諦めるがピエスは、

「……いや、我が領土では交易を行っていないが、マンケステル領とウェストンマルク領では直接交易を行っている。そこを停止すれば……」

「よくないでしょうね……」

 カレンはピエスの話を遮り否定する。ピエスもそれを理解して自分に言い聞かせるように、

「そうだな、せっかく君のおかげでマンケステル領との交渉を有利に進められるかもしれないことを一気に不利なものになってしまう」

「ウェストンマルクとの交渉は最悪の場合は武力交渉、現実路線で見るとクーデターの加勢を引き換えに独立の援助になりますかね……」

「君の言う通りだろうな。ただ我々の計画へ加担して独立の援助をもらう事にあちら側にどれぐらいのうまみがあるかが未知数、もし現状で独立を果たすでだけの軍事力があれば交渉は無意味、むしろ情報をさらしてしまう事になる……」

「ウェストンマルクとの交渉は厳しいものになりますね……」

「そうだな、直近の課題がウェストンマルクのより強い現状調査というのが分かっただけでいい……」


 ぺローはあれか、クーデターを起こすときに発生するトラブルとか障害の調査のために潜入してたってことか……。

 そういえば、ケーニッヒが確か湖に何かを見つけたって言ってけど、なんだったんだろ……。


「ペローからはどういった報告が?」

「有力な情報は独立をするという情報ぐらいだ。それ以外には何も得られなかったと」

「国軍や他の領地の軍隊を集めた戦力とウェストンマルクの持つ軍隊の戦闘力は比較できないんですか?」

「ペローなどからの報告を総合して私の肌感でいいのであれば答えられなくはない……」

「それでもいいので教えてください」

「五分五分だな……」


 五分五分ならまだケーニッヒが独立に動けていことにも納得がいく。

 それにしても一国の軍隊とその国に帰属している一領地のもつ軍隊の軍事力が同じって、大丈夫なの?

 であれば、一応交渉のテーブルには座ってくれそうか……。

 ただ、この分析が正しければの話だけど……。


「……。となるとこの領地とマンケステル領の持っている軍隊だけでは相手にならないというわけですね……」

「そうなるな、ディネーロ帝国からもザグラド王国からも相当マンケステル領に金が流れていたらしい」

「ケーニッヒからの要求でしょうね……」

「守ることに関して、皇帝は前向きだからな……」

「なるほど……」


 聞けば聞くほどこの計画の成功難易度の高さと実行のリスクが大きすぎる……。


「話が行ったり来たりしましたけど私の思った疑問は以上です」

「そうか、おおよそ我々の想定した懸念と同じことを返されたな……。君はどこでそういった知識を?」

「……いろいろ人生はあるって話ですよ」


 そりゃ言えるわけがないよ……。


「話したくないのであれば、話さなくてもよい。では現状マンケステル領との間で協議していることについて話そう……」


 その後ピエスは皇帝暗殺並びにクーデター計画について決定していることなどをカレンに話した。

読了ありがとうございます!

次回のお話も楽しみ待っていただけると嬉しいです

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