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よくわからないけどよく分かった。

「だからやめろと言っただろうが…」

 溜息を吐きながらシェナさんをとめるどエロいおっぱい様。

「しかし!!私のヴェネーラ様とこんな穢らわしい男が一緒に住むなんて!!」

 凄いワードが聞こえた。

 今も少し動くだけで揺れる、あの素晴らしい刺激に僕は理性を保てるだろうか…

「そのへんは考えている…あのバカ弟子の娘も来るからな…」

 そう溜息混じりに言ったおっぱい様は、ベットに横たわったままの僕に掛けられた毛布に手を掛け、勢いよく引っ剥がした。


 何故か僕は全裸だった。

「この程度では私は唆られん。というより、男には困ってないからな。わざわざこんなガキを私が相手にするわけないだろう。」

 そして、そんな僕のもう1人の僕を見て、おっぱい様はそう蔑む。

 流石にこれは我慢ならんですよ!!

「ちょ、待てよ!!僕はまだ本気を出してないだけですけど!!」

 そう、まだ本気じゃないだけだ。僕の膨張率をナメるなよ!!


「…そんなもんか?」

 ギンギンにしたもうひとりの僕を見て、おっぱい様はガッカリした様に言う。

 泣きたくなった。自信がなくなった。

「辛いです…」

「あと4cmは欲しいな。」

 追い打ちにオイオイと泣く僕。


「しかし、全く唆られんがとりあえず、制約は必要か。」

 僕の心の傷口に塩を塗りながらおっぱい様は僕のもうひとりの僕に触れる。

 まさか!!罵りながらのプレイだったんですか!?

「アホなこと考えている様だが、違うからな。」

 呆れた様に言うおっぱい様。

「宦官って知ってるか?」

「やめて!!お願いします!!やめてください!!」

 玉ヒュンでは済まないことが起きそうになっていた。


「冗談だ。お前次第では冗談じゃなくなるけどな。」

 おっぱい様がケラケラと笑い、僕のもうひとりの僕を優しく握った。

「安心しろ、すぐ終わる。」

「そんなにすぐ果てませんよ。」

 男の意地を見せてやる。

「やっぱ、去勢しとくか…」

 そんな恐ろしい呟きのあと、真っ暗な闇がもうひとりの僕を包んだ。


「なんですか今の!!」

「魔法。」

 おっぱい様は僕の質問にそう答えると窓の方へ歩いていき、煙草を咥え火を着けた。

「とりあえず魔法でお前の愚息に制約を掛けた。要は貞操帯だな。」

 煙を外に吐きながらおっぱい様は言う。

「お前以外が皆安全安心で生活を送る為に必要な魔法だ。エロガキ。」

 

 なんか、よくわからないけど、よくわからないことが僕に起き始めているのが分かった。

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