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霧の国へようこそ~普通の中学生ですがどうやら魔導の天才らしいです~  作者: みつまめ つぼみ
第1章:霧の国へようこそ

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14.ね、簡単でしょ?(1)

 瑞希が早朝ランニングをしようと王宮の内庭に行くと、そこには一人の少女が佇んでいた。

 金髪碧眼――年齢は近そうだが、見た事のない少女だ。

 その少女は瑞希と同じように男性用の簡素な衣服を仕立て直して着込んでいた。


 侍女が驚いて声を上げる。


「ソニア殿下!」


 少女――ソニアが侍女に手をひらひらと振りながら微笑んだ。

 ソニアは瑞希に振り向いて告げる。


「ミズキさん、私も早朝の走り込みに参加していいかしら?」


「え? いいけど、ランニングの経験はあるの?」


「全くありませんよ?」


 瑞希が困ったように笑った。


「あはは、それだと最初は辛いんじゃないかなぁ。

 十五分間、二キロちょっとを走り込むんだよ? 大丈夫?」


 体をほぐしながらソニアが応える。


「やってみて無理そうでしたら、途中で切り上げますわ」


(まぁそれならいいかなぁ?)


 走り出した瑞希の後ろを、ソニアがぴったりとついて行った。


「ミズキさん、今日はお時間を頂けませんか?

 ミハエルと一緒にお茶会をしたいんです」


「いいけど、何時頃?」


「では午後二時ではいかがでしょう?」


 ソニアは元気よく瑞希に付いてきている。

 その上、しゃべりながら走っていることに、瑞希は驚いていた。


「二時ね、それでいいよ――でもあなた、凄い体力があるね。

 普通、走りながらしゃべるのは大変なんだけど」


 ソニアが小さく笑った。


「ダンスが好きでよく踊っているからではないでしょうか」


「ダンス? どんなの?」


「社交の場で踊るものですよ。静かなダンスも好きですけど、私は結構動きの速いものも踊りますから」


(ああ、社交ダンスとか言ったっけ。そんなのもこっちにあるんだな)


 瑞希の知識では、男女が組になってゆったりと踊るものだった。

 激しく動くものがある事に驚いていた。


「ソニアさんは十四歳だっけ? 社交界にはもう参加してるの?」


「呼び捨てで構いませんよ? そのうち私は妹になるんですし

 ――社交界には十三歳ぐらいから参加するのが普通ですね」


「……婚約者になるのは頷いたけど、結婚までは頷いてないからね?」


 ソニアが楽しそうに微笑んで尋ねる。


「あら、アルベルト兄様ではご不満ですか?」


「不満と言うか、恋愛対象かどうかもわかんないっていうか、そんな感じ」


「ではお聞きしますが、兄様の顔の評価はどのようになっていますか?」


 瑞希が眉をひそめて頭を悩ませた。


「顔かー、力強さと優しさを感じる、好印象な人、かなぁ?」


「では性格の評価はいかがですか?」


「誠実で優しいし、精神的にも逞しい人だね」


「では家柄はいかがですか?」


「そりゃ、大きな国の王子様なんだし、これ以上の家柄は早々ないんじゃない?

 しかも将来の王様確定でしょ?」


 ソニアが小首を傾げた。


「不思議です。それだけ正当に評価していて婚姻相手に選ばないだなんて、ちょっと考えられません。

 自慢じゃありませんが、アルベルト兄様ほどの優良物件は滅多に居ませんよ?」


 瑞希は思わず足の力が抜けた。


「優良物件て……案外下世話な子なんだね、あなた……

 私は恋愛結婚を目指したいんだよ。

 結婚してからでも愛は育めるとは言われたけど、一度くらいは恋愛を経験してみたいし。

 お見合い結婚なら、えてしなくてもいいかなって」


 ソニアが不思議そうに瑞希の顔を覗き込んだ。


「そんなにお綺麗なのに、今まで恋愛をされてこなかったんですか?

 言い寄ってくる男性なんて、星の数ほど居たでしょうに」


 瑞希は思わず苦笑した。


「この顔は、こっちの世界に来てからの顔なの。

 最近はようやく自分の顔かも? って思えるようになったけど、まだいまいち実感が湧かないかな。

 元の世界の私は、平凡な庶民の顔だよ」


 ソニアの視線が、瑞希の身体を舐めるように見た。


「では、お身体もこちらに来てから変わったんですか?」


「顔と髪の毛以外は変わってないよ?」


「うーん……顔が平凡な庶民の物だとしても、体型は立派に魅力的だと思うんですけど」


 瑞希が思わず胸を張った。


「でしょー? 小柄だから目立たないけど、メリハリのある体型だし、手足も細くて無駄のない肉付きだし、密かな自慢なんだ!」


 ソニアが楽しそうに微笑んだ。


「さてはこの早朝の走り込み、その体型を維持するためのものですね?」


「ばれた? 最初はそうだったよ。

 気が付いたら、走らないと体調が悪くなる身体になってたってだけ。

 ソニアさんも体型は細くてしなやかな手足だね。

 私より背が高いし、その長い手足がよく映えるね」


「ですから、呼び捨てで結構ですよミズキさん。

 私の場合はダンスを踊ってるせいですね。

 ゆったりと踊っていても一曲は数分ありますし、それを連続で踊って居れば十五分の走り込みより運動することも珍しくありません」


 少し息が上がってきた瑞希がソニアの様子を伺う――ソニアはまだまだ余裕がありそうだ。


「本当にすごい体力だね。

 ダンスってそんなに長く踊るの?」


「そうですねぇ……長い時は三十分間踊り続けることもありますよ?

 会話しながら踊るのが普通なので、これぐらいはいつものことですね」





 会話しながらの早朝ランニングを終えた瑞希は、すっかり息が上がっていた。

 息を整えながら、平然としているソニアを眺めていた。


「――ふぅ。ソニアさん、本当にすごい体力だね」


「ですから、『ソニア』と呼び捨てにしてくださって結構ですよ。

 私の方が年下なんですし」


(強情な子だな?)


「もう、わかったよ! ――ソニアとミハエルくんは学校があるんじゃないの?」


「受験対策で忙しいミズキさんのお時間をいただくんですから、学校は欠席しますよ。

 私たちは一日や二日欠席した程度では、勉強には全く影響しませんから」


 ふと瑞希が気が付いた――もっと身近な存在が常に張り付いていたことに。


「あれ? アルベルトは学校行ってないの?」


「兄様はもう、カリキュラムを終えてますから。

 卒業まで学校を欠席していても問題ありません」


「……そういう人って貴族には多いの?」


「王族なら、半々くらいでしょうか。貴族全般だと個人差が大きいですね。

 王族教育として別に講義がありますし、学校のカリキュラムは先に試験を済ませてしまうんです」


 どうやら、勉学に優秀な兄弟らしい。


「さすがエリート中のエリートだね……」


 ソニアがおかしそうに口元を隠して笑った。


「ミズキさんこそ、その中等教育のカリキュラムを二週間で終わらせる予定じゃありませんか。

 魔導に関してはその比ではありませんし、あなたこそエリート中のエリートですよ?」


 そんなことを言われても、瑞希にはエリートの自覚など持てなかった。


(異質な存在だって実感はあるけど、そもそも異世界人だしなぁ)


「うーん、元が凡人だったからよくわかんないんだよねぇ。

 魔導以外の学力は変わってないと思うんだけど。

 教養科目を二週間で終えられそうなのは、ガイザー先生の腕がいいからじゃない?」


 ソニアが意外そうな顔で尋ね返す。


「ガイザー先生の講義に付いて行ける生徒なんて、それこそエリートしか居ませんよ?

 普通の子は初日でを上げるんです。

 有名な話ですよ?」


(ああ、そういえば『最近は敬遠される』って言ってたっけ……)


「まぁ確かに、あの講義は脳が忙しいけどさ……

 私は特に≪意思疎通≫の魔術を維持しながら受けてるから、さらに大変なのも理解してるけど、ガイザー先生が優秀な講師なのも確かだよ?」


 ソニアがぽん、と手を叩いた。


「ミズキさん、あの魔術を維持したまま走り込んでいたんですね……

 よく走りながら維持できますね、あんな難しい魔術」


「んー? 別に難しくはないよ。

 今は起きてから寝るまでの間、ずっと維持してるし」


 ソニアが唖然として尋ね返す。


「えっと……おはようからおやすみまで、高等魔術を維持してるんですか?」


「そういえば高等魔術ってみんな言うね。

 私にとっては最初に覚えた魔導術式だから、その実感がないんだよね。

 基礎魔術はその後に教わったし」


「順序がでたらめですね……

 魔力が尽きたりはしないんですか?」


「魔力制御で無駄な魔力を使わなければ、丸一日維持するくらい簡単だよ?

 ただの魔力制御なんだし、誰でも同じことが出来るはずなんだけど?

 私は魔導で特別優秀らしいから、それを差し引いたとしても、無駄な魔力を省けば持続時間が伸びるのは誰でも一緒でしょ?」



 いわゆる『”ね、簡単でしょ?”理論』である。

 極めて優秀な人は暴論を吐き、いとも簡単に体現してしまう。

 極一握りの人間にだけ許されたムーブだ。


 当然、瑞希にはその自覚がない。

 『どうやら魔導では優秀らしい』とは思っているが、『神の血を引く異世界人』というファクターが正しい理解の邪魔をしていた。



 ソニアが力なく笑っていた。


「あはは……とんでもない人なんですね。

 私、自分がエリートだって言う自信を無くしました」


 瑞希が小首を傾げているところに、侍女が告げる。


「ミズキ様、ソニア殿下、そろそろ屋内にお戻りください。

 それ以上はお体を冷やします」


 二人は気が付いたように振り返り、二人で仲良く屋内に戻っていった。





****


 朝食の時間となった。


「……どうしてソニアが居るのかな?」


 瑞希がジトっと横目でソニアを見た。

 ソニアが微笑んで応える。


「朝食をご一緒できればと思いまして、兄様に許可を頂きました」


「それで、この子がミハエルくんかな?」


 瑞希がソニアの隣に座る男の子を見た。

 男の子――ミハエルが元気よく返事をする。


「『ミハエル』と呼び捨てで結構ですよ、ミズキさん!

 僕も兄上にお願いして、ご一緒させて頂くことになりました!」


 アルベルトが苦笑を浮かべて瑞希に尋ねる。


「勝手に許可してすまない。

 こいつらもミズキと交流したいと言うものだから、つい、な。

 それにお前もこいつらに会いたいと言っていなかったか?」


 瑞希がポリポリと野菜をかじりながら応える。


「――いや、それはいいんだけど。

 私は早朝、ソニアとお茶会の約束をしたんだよね。

 そんなに焦らなくても会えるんじゃない?」


 ソニアが柔らかく微笑んだ。


「ミズキさんに興味が湧いたので、もっと長くご一緒できればと思いまして。

 ――お茶会だけでは、長くても二時間程度でしょう?」


 納得がいかない瑞希が、パンを口にしながら応える。


「んー、別に私は逃げないんだけどな?

 いつかは元の世界に帰るかもしれないけど、何年あとになるかもわからない話だし」


 ミハエルが元気よく瑞希に尋ねる。


「ミズキさん、元の世界に戻られるんですか?

 せっかくですから、この世界で人生を楽しみませんか!」


 ソニアがそれに追従する。


「そうですよ、いつになるかわからない帰還に期待するより、素直にこの世界で婚姻して家庭を作ってしまいましょうよ。

 それとも、元の世界に未練がおありですか?」


 瑞希が紅茶でパンを流し込んでから答える。


「――いや、特筆するほどの未練はないんだけどさ。

 両親のことが気にはなるけど、様子を伺うだけなら魔導で知ることが出来るし」


「「「は?!」」」


 アルベルト、ソニア、ミハエルが同時に驚愕の声を上げた。三重奏である。

 瑞希が『異世界の両親の様子を魔導で知ることが出来る』と言い切り、その言葉が信じられなかったのだ。


 ヴォルフガングが目を輝かせ、瑞希に尋ねる。


「それは、どういう魔術理論なんだね?

 教えてもらっても構わないかな?」


 瑞希が天井を見上げながら応える。


「んー、いやこれは朝、走り込みをしながら、ふと閃いたことなんだけどさ。

 現在、過去、未来を因果を辿って見ることが出来るなら、因果を持つ私が元居た世界の現在の映像くらい辿れるんだろうなって。

 ――試しに今の映像を出してみようか」


 瑞希が空中に炎の大画面を作り出し、そこに即興魔術で映像を投影していく。


 一旦真っ暗になった画面が明るくなり、瑞希の自宅のダイニングで朝食をとる両親の姿が現れた。

 気落ちしているようで、会話もなさそうだ。


 アルベルト、ソニア、ミハエルは、呆然と画面を見つめていた。

 ヴォルフガングも興味津々で魔術を観察している。


 瑞希が画面を見ながら呟く。


「あー、やっぱり私が行方不明になって落ち込んでるみたい。

 声を届けてみてもいいけど、怖がらせちゃうだろうし止めておいた方がいいよね」


「「「「は?!」」」」


 今度はヴォルフガングも加わった四重奏だ。

 ヴォルフガングにも、そんな魔術を理解できなかったのだろう。


 瑞希が驚く四人を眺め、きょとんとして首を傾げた。


「向こうの映像が届いてるんだよ?

 こちらの声を届けるくらい簡単でしょ?」



 立ち上がったソニアが瑞希を手で制した。


「ミズキさん、ちょっと整理させてもらってもいいですか?」


「――? いいけど?」



「まず、『朝の走り込みの最中に魔術理論を思い付いた』って、私と会話しながら走り込んでいた時に思いついたんですか?」


「そうだよ?」


 高等魔術を維持しながら、会話を交えて走り込みをしつつ、並行して新しい魔術理論に思いを馳せていたことになる。



「現在と過去と未来の映像を、魔導術式で見ることが出来るんですか?」


「できるけど、『≪未来視≫はペナルティで魂が削れるからやるな』とは言われてるよ?」


 当然、時間を超えた映像を見る魔術など、ヴォルフガングも知らなかった魔術なので常識の範囲外だ。



「……朝思いついた魔術理論を、今この場で実践したんですか?」


「そうだね、結果から術式を逆算する即興魔術だよ?

 ――あ、この事は秘密にしておいてね? ヴォルフガングさんに口止めされてるから」


 即興魔術は高等魔術。極一握りの魔導士しか使えないものだ。



「……それで、この映像は『異世界の現在』であってますか?」


「間違いなく、元居た世界の私の家と、私の両親の現在だね」


 もちろん、『異世界の情報を知る魔術』なども存在しない。



「……どういう理論で、こちらの声が届くんですか?」


「今、あちらの映像がこちらに届いてるでしょう?

 この時点で因果が発生してるんだよ?

 それなら因果を逆転させれば、こちらの映像も送れるよ?

 今の私は姿が変わってるから、姿を見せても意味がないし声にしようかなって。

 映像の代わりに声を届けることも簡単でしょう?」


 困惑するソニアは、顔をしかめながら説明を聞いていた。

 おそらく、話の半分も理解できていない。

 エリートとはいえ十四歳、彼女には理解するのが難解な概念なのだろう。



「……それを、即興魔術でやれる、と仰ったんですね?」


「そうだよ? 実際にやってみせようか?」


 余裕しゃくしゃくで瑞希は言い切った。

 呆然と瑞希の話を聞いていたヴォルフガングに、ソニアが猛然と食って掛かった。


「ヴォルフガング先生! そんなこと、簡単にできるんですか?!」


 がくがくと肩を揺すられたヴォルフガングが、ようやく我に返り質問に答える。


「まず、ひとつひとつが途方もなく高度な魔術だね。

 今現在、ミズキが異世界の映像を見せていること自体が魔法同然だ。

 ≪念話≫の術式を応用して映像を伝えた人間の話も聞いたことがない。映像と音声に互換性がないんだ。

 つまり『映像の代わりに声を届けるのが簡単』というのが暴論だ。

 特に、因果逆転の魔術は机上の空論、未だ術式として組み立てられた魔導士が居ないものだ。

 それを即興魔術でできると言い切るのは、いくらなんでも暴論が過ぎる」


 自分の言葉を否定され、むくれた瑞希が即興で術式を組み替えた。


「お父さんお母さん聞こえてるー?! 瑞希だけど、私は異世界で元気に生きてるよー!」


 映像の中の瑞希の両親が、驚いたように周囲を見渡した。


「――やっぱり、向こうの音声も欲しいな」


 瑞希が再び術式を組み替えると、画面から音声が響いてくる。


『瑞希?! どこだ!』


「私は霧の神に異世界に連れてかれてるけど、生きてるから心配しないでー!

 ――お父さんは、霧の神と話したことあるから、わかるでしょ?」


『異世界?! 異世界ってどこだ?!』


「どこだろう? かなり遠い世界じゃないかな。

 霧の神でも、元の世界に私を戻す方法がわからないくらい遠い世界だよ?」


『親父に連れ去られたんじゃないのか?!』


「お爺ちゃんの家で儀式をしたら、霧の神に連れてこられたんだよ!」


『戻っては来れないのか?!』


「今は方法がわからないんだってば!

 私はこっちの世界で幸せに暮らそうかなって思ってるから、心配しないで!」


『瑞希?! お前は無事なんだな?!』


「無事だよー! お父さんとお母さんも元気でねー!」


『待ってくれ瑞希! この声はどうやって届けてるんだ?!』


「そういう魔術だよー! そろそろ疲れてきたから、魔術を終えるね!」


 ふっと画面が消え、食卓を静寂が包んだ。

 ヴォルフガングを含め、その場の全員が今の光景を信じられないように見つめ続けていた。

 画面が消えた後も、呆然としたまま黙り込んでいた。


「――ふぅ。さすがに魔力の消耗が激しいや。

 ごめん、しばらく≪意思疎通≫の術式を止めて休憩するね」


 瑞希は大きくため息をついた後、全ての術式を解除してゆっくりと紅茶を口に含んだ。






 瑞希が見ている前で、我に返ったソニアが猛然とヴォルフガングの肩を揺すって話しかけていた。

 ヴォルフガングは戸惑いながら、なんとか説明をしているようだ。

 その説明をしばらく聞いていた三人が、化け物を見るような目で瑞希を見た。


 瑞希はその視線に、微笑んで応える。


「ね、簡単でしょ?」


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