この夏の匂いに
キミが気になってる恋の続きのことを
僕は知らないフリをして
遠ざかる夏の匂いを
この砂浜に残していくことを決めた
僕の演技が下手でキミにバレてても構わない、このときだけは
次のこの場面が創られるとしたら
キミからの誘いでしかないから
この海の匂いを覚えておく
瞳を閉じるたびに
後悔もさみしさもないなんて嘘になるね
キミよりも先に行くこと
いままで何度もあったね
気づかないでいたこと
わざとしたときもあったね
キミが言いかけた言葉
僕は何度か聞き直した
そんなときは
きまって、
「もういいんだ・・」と言って
キミはうつむいた
恋に対する思いが変わっていっても
キミへの思い、だけは変わらない
砂浜近くにある看板が色あせて塗り替えられたとしても
僕の思いは今日このときのまま
変わらないまま
キミの言葉にどんな変化があっても・・