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プロローグ
この小説には残酷な表現等が含まれますので、
苦手な方は読むことをおすすめしません。
読んだことによる体調不良等の責任は一切負いませんのでご了承願います。
また、私はまだまだ未熟ですので矛盾点等出てくると思いますが、
見逃し、指摘してくださると光栄です。
厳しい評価をお待ちしています。
後ろから作業服の男が追いかけてくる。男は大きく叫んだ、俺に向かって。
「006!」
「…煩い」
奴の頭から零れる赤い液体…どうして俺はここにいる?こんなところに縛られる理由なんて無いのに。
「止まれ!006!…でないと、お前を撃つことになる…!!」
「…撃てばいい」
「私に…撃たせないでくれ」
「…撃てよ」
少しの沈黙。撃てよ撃てよと言っても、撃たれる気なんて更々無い。
「来るなっ…」
どうして皆俺から逃げる?
「…クズ」
奴は呆気なく人生を終えた。人間、なんて儚い命を持った可哀想な奴らだ――そう思いながら俺は研究所を出た。