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ジジ転世〜ワシがオナゴでふぁんたじー〜  作者: みけな
第三章 学び教える記憶
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第七十三話 五層の罠?

時間過ぎてごめんなさい!

出来立てホヤホヤです!誤字あったらごめんなさい(>人<;)


ブックマーク、誤字報告、評価、読んでくれた皆様。

ありがとうございます(*'ω'*)

 ゴブリンを全て倒した。全員がその状況に安堵してある。


「しかし何も起きんのう」

「どこかに仕掛けがあるのかもしれない」

「であれば探すか」

「ジュエルはスノウと居てくれ。罠がないとも言えないからな」

「そうじゃな」


 出口探しはファクターとツールが担当する。ワシは戦力外とスノウの隣へ行く。


「お疲れ様ですわジュエル」

「スノウも支援助かったぞ。エルもライドも少し戦いやすかったじゃろう」

「え?気付いてたのですか?」

「そりゃのう。足下が滑って安定しないのは、ゴブリンとしてはだいぶ戦いづらいじゃろうて」

「あれだけ派手な魔法を使いながら、よくもそんなに見えますね」

「慣れじゃて。魔力の流れを見ておると色んな事に気づくからのう」

「ふふ。罠には気付きませんけどね」

「それは……そうじゃが」


 スノウと話していると、いつの間にかツールの元に行っていたアズが戻ってきた。


「部屋の隠し通路は見当たらないわね」

「四層で終わりという事はないじゃろう。この部屋ではない別な部屋に出口があるか、そうでなければ何か条件をクリアしていないか……」

「そうですわね……」


 ワシとスノウは後ろをゆっくり振り返る。思い当たる節が一つだけある。


「ん?なんだジジ?」

「二人して何?私に何かあるの?」


 振り向いた先にいた二人がワシらを見て首を傾げる。しかしワシらが見ているのはその先。壁に埋もれたゴブリンである。


「やはりあれでしょうか?」

「狸寝入りしておるとか?」


 指を指しエルとライドも振り返る。


「あのゴブリンがどうした?」

「まさか生きてるの?」

「いや、かも知れんって話じゃ」

「では確かめれば良いだけですわ。起き上がったら二人でお願いしますね」

「「へ?」」

「《アクアボール》」


 スノウが魔法を唱え、ゴブリンの周りに水が集まり……


「おいあれ……」

「生きてたらそりゃ起きるだろうけど……」

「スノウも惨い事をするのう!」

「あら?消し炭にしちゃうジュエル程じゃありませんわ」


 ゴブリンの周りで集まった水は、顔全体を覆うように丸く水の玉が出来上がる。


 ―ガボォ!?


 バタバタ暴れ始めたゴブリン。


「やはり生きておったか」

「俺らの出番か!」

「そうね!最後はかっこよく決めるわよエル!」


 二人が意気揚々と立ち上がり、武器を構える。今回は二人がやる気だし、弱っているだろうから任せても平気じゃろう。


 ―ガボォ!?


 手をバタバタして、スノウの水の玉を取ろうともがくゴブリン。しかし水を掴む事が出来るはずもなく、バシャバシャと水が音をたてるのみ。

 諦めたか、壁に手をつき抜け出そうとする。


「めり込んでて出れないんじゃ?」

「足も動かせないのかな?」

「えぐいのう」

「壁に埋め込んだのはジュエルでしょ?」


 そしてもがいておったゴブリンは、そのまま動かなくなった。何というか……


「「「哀れだ」」」

「敵に情けはいけませんよ?」

「「「そうですね」」」


 ワシら三人はスノウの対応に身震いした。やる時はやると言うか、敵味方の区別の線引きに対して極端である。


「申し訳ありません。二人の戦う場を奪ってしまって」

「いや、そんなの良いって事よ。安全に倒せただけ良かったよ。なぁライド?」

「そうね!これから先、戦う事はあるだろうし。焦って戦う事はないわ!」

「そうですか。それなら良かったのですが」


 ―ガコン!


 音がした方を皆で見る。


「む?開いたな」

「ジュエルちゃん達が何かしたのかな?」

「ワシではない。殺ったのはスノウだぞ」

「スノウがやったのか?」

「そうじゃ。スノウが殺ったんじゃ」

「それは凄いな」


 ファクターは仕掛けを探すのに一生懸命だったのか、何か仕掛けを動かしたと思っておるようじゃな。まぁあの倒し方をわざわざ説明するつもりはない。


「ジュエルちゃん。さっきのスノウさん魔法を使ってたよね?」

「ツール。ファクターには言わんでおこう」

「え〜?それでいいの?」

「知らない方が良い事もあるんじゃて」

「ゴブリン倒しただけなのに。そこに何があったのさ?」

「まぁツールには説明してもいいか。耳を貸すのじゃ……」


 別に秘密にするものでもないから、戦闘を目撃してしまったツールには説明をする。


「うわぁ……」

「ファクターには言わんでよいじゃろ?」

「良いのかな?まぁ気付いてなきゃ良いかも?」

「それより扉が開いたのじゃ。次ん進むぞい」


 開いた扉の先は五層への階段だった。


「どんどん行くぞ!」

「あ、ジュエルちゃん先行っちゃダメだよ〜」


 ツールと先に五層へと降りる。今回は螺旋階段のような作りで、グルグルと降りているがかなり長い気がする。


「ここで終わりだね。この先には……」

「どうじゃツール?ワシにも見せてくれなのじゃ」


 ツールの後ろから覗き込む。最初に飛び込んでくるのは広い空間。


「こりゃどう言う事じゃ?広い部屋じゃな」

「そうだね。なんかダンジョンぽくないね」

「お、扉があるぞ。あれは何かのう?」


 二人で扉まで近づく。


「これ何かな?罠っぽくはないんだけど……」

「アズ。これは罠か?」

「ん?違うんじゃない?この部屋にはそんな魔力は感じないわよ?」

「では、開けてみよう!」


 ―ガチャ!


「ベットが二つ。寝る部屋か?」

「もしかして、ボス部屋の後だから休憩する場所とか?」

「学園長がそんな気を使うかのう?」

「いやいや、僕達は学生だよ?気を使ってくれないと困るけど」

「確かにダンジョンで休憩する場所がなければ、寝ずに降りて行くしかないからのう」

「授業の一環なら、これくらいの優遇はしてくれるのかもよ?」

「そうか」

「私他の場所見てくるわ〜」


 何もない部屋に飽きたアズは、部屋を飛び出して何処かへ行ってしまった。


 ―バタン


 その際に部屋の扉が閉まる。その閉まった扉に何かの貼り紙を見つけた。


「何か貼ってあるぞい?なになに……休憩も大切です。時間になれば開くので、必ず休みましょう。学園長より?」

「学園長の手紙?」

「そのようじゃ。やはりここは休憩する場所のようじゃ」

「そっか。なら皆に知らせに行こうよ」

「そうじゃな」


 ―ガチャガチャ


 ん?扉が開かんぞ?


 ―ガチャガチャ


「開かんのじゃが……」

「え?そんなまさか〜」


 ―ガチャガチャ


「開かない?どうして?」


 そこでワシはさっきの紙に書いてあった内容を思い出す。


「時間になれば開くので……ってこう言う意味か」

「強制的に休ませる為って事かな?」

「…………罠?」

「いや、悪意がある訳じゃないし。時間になれば開く訳だし……」


「「二人っきりで…………」」


 ツールと目が合う。


 この罠は…………なんたる事だ!!!どうすれば良いのじゃ!?


ツール「……とりあえず休もうか」

ジュエル「そうね」

ツール「……」

ジュエル「……」

ツール「……」

ジュエル「(沈黙が!?心臓の音が聞こえるんじゃ?どうすればいいのじゃ!?)」

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