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RIDERS あの日の独り語り  作者: えむ
3/4

〜はじめての喧嘩〜

それから色んな所に行ったんだ、すごい遠いところとか、変な何て言うの?峠道?もう無理やり連れてかれたよ。

正直ね、とっても嫌だったね。

だってあいつ友達使い粗くてさ、もう酷いもんだったよ。

あいつの彼女とかよく一緒に遊んだけど、これがまたひどい。

偶然見かけたんだ、あいつじゃない男と一緒にいたんだ。

あちゃーと思ってるとさ、あいつは悲しそうな顔してた。

俺はどうしてもそんな顔は見たくなかった。

だから喧嘩売りに行ったんだ。

変な小さい山道だったっけ。

結果は単純、すぐに負けちまった、俺が不甲斐ないのもあるけどあいつもまだまだ弱い。

そうやって遊んでるともう3年経ってしまった。

あいつが俺を悲しそうに見るんだ、聞いたよ?どこかへ行ってしまうのかってね。

どうやら就職?というものでこの街から離れるらしい。

それはそれでとても悲しくなった。

俺にしては珍しく涙が出た。

で俺はあいつの友達を紹介してもらうことになった。

そうしたらびっくりさ、だって女の子なんだもん。

「え!俺にも春が来た!」

そう思ったね。

その子は俺と沢山遊んでくれて、俺と沢山話をしてくれて、沢山可愛がってくれた。

今思うと…何とも甘い日々だったんだろう。


それでもやっぱり別れは突然来たんだ。

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