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紅い夕日と赤い血と

作者: Runa@Haru

あなたは、自分の血を見て、赤い血が綺麗だと思うことはありますか?

紅い夕日が出てきた頃、俺の体から赤い血が飛び散る。

あぁ、綺麗だな…


「お前なんか、生きてる価値ないんだよ!」

「消えちゃえよ!」

 ドカッ バキッ ドカッ


また始まった。

毎日夕日が出てくる時間になると、こうやって殴られ、蹴られ、踏みにじられる。

俺の体が、壊れてく。


「お前、マジで死ねよ」

 ドンッ!

俺は体を思いっきり押され、壁に激突する

また、血が飛び散る。

普通なら、こんだけ体を痛めつけられたら、痛みを感じるのだろう。

けど、俺に痛みは感じない。

それだけ、殴られっぱなしで、体を傷つけられたってことだ。


「ふぅー、もう終わりにしよーぜ」

「また明日もコイツを殴ろーぜ、ストレス解消するためになー」

そう言いながら、アイツらは帰ってった。


アイツらが帰ると、俺はいつも思うことがある。


なんで、俺は生きている?

なんで死んでない?

俺ハ、生キテイル価値ガアルノカ?


そう思いながら、体や、服や、部屋についた赤い血をみる。


俺の血。赤い、紅い血。


あぁ、綺麗だな。


紅い夕日が、俺を紅く照らし続けていた。


赤いと、紅いの使い分け。

わかりましたか?

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― 新着の感想 ―
[良い点] なんか、心に響く作品ですね。 いじめを受けている人にはもっとグッとくるものをもっています [気になる点] ないです! …
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