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プロローグ
【プロローグ……という名の序幕】
俺の名前は玖流凪
名前から、よく女性と勘違いされるが、れっきとした男だ。
幼い頃は、よく名前で虐められた事は、あったが、中学以降はなくなった。
と、そんな前置きはどうでもいいとして。これは俺自身が体験した……いや、現在進行形で体験している話だ。
毎日、同じように平々凡々な生活を送っていた筈なのでが、今では常に命の危機にさらされていたりする。冗談みたいで、嘘みたいな話だと思うだろう。だけど、コレは現実に起こっている。
それじゃあ、まずは何から話したらいいか…そうだ。俺が“虹の瞳”を手に入れた時から話そうか。
あれは、曇りに曇った、澱んだ空が覆う日だった……。