九日目 決死の作戦
タイトル悩みました。
あと何回か下書き消えました。地獄だった。
至らぬ点はいくつもあると思います。でもメンタル弱いのであまり強く言わないでほしいな。
変更した点が少しあります。Xに出してるので気になる人はどうぞ。
本編どーぞ!
霊夢「っ!雪紀!」
雪紀が飛ばされてしまった。油断していた。
魔理沙「霊夢!行くぞ!」
霊夢「言われなくてもわかってるわよ!」
そう言い、向かおうとした時。
???「あら?貴方達の狙いは私ではなくて?」
後ろから聞こえた途端。槍が飛んで来て、私と魔理沙の間を通った。
霊夢「…ずいぶん大層な挨拶ね。」
そう言い、私は向き直る。
紅魔館の主であり、異変の主犯…
霊夢「レミリア。」
永遠に幼い赤い月、レミリア・スカーレットに。
魔理沙「なんだよレミリア!私達は忙しいんだ!」
魔理沙が声を荒げる。
霊夢「落ち着きなさい。魔理沙。」
魔理沙「で、でも!雪紀が!」
そう言う魔理沙に私は雪紀の方を指差して…
霊夢「その雪紀は作戦があるみたいよ?」
と言う。
魔理沙「え…?…は!?何してんだよあいつは!フランの遊び相手になってどうすんだよ!」
霊夢「考え無しでやるとは思えないわ。」
レミリア「あら…あの人間中々やるわね。」
雪紀はフランの弾幕を避けながらフランと話していた。遊び相手をしているのだろう。
霊夢「…[普通の人間]がフランの遊び相手になれるとは思わないけどね。」
そう言い、私は構える。
レミリア「あら?あの人間を助けに行かなくていいのかしら?」
レミリアはそう言った。確かに…普通の人間なら助けに行くべきだろう。
ただ…
霊夢「何故か雪紀は大丈夫だと思ったのよ。知ってるでしょ?私の勘は…外れないって。」
魔理沙「…確かに、焦ってはいたが…私も何故か大丈夫な気がするんだ。霊夢が言うなら私はこの気持ちを信じるぜ!」
魔理沙も構える。レミリアといえど二人がかりなら手も足も出ない…と思うけど、何故か駄目な気がした。魔理沙もそう思ったんでしょうね。
レミリア「ふふ…面白い…面白いわ!人間!」
レミリアも構える。…ええ、確かに…
霊夢「…確かに面白いやつね。雪紀は。」
だからこそここで死なれたら困るのだ。
レミリア「こんなに月も紅いから…本気で殺すわよ」
魔理沙「ふっ…甘いな。やっぱり…弾幕はパワーだぜ!」
霊夢「さっさとこの異変終わらせて雪紀も混ぜて宴会よ!」
そして、弾幕ごっこが始まるのであった。
~紅魔館の庭~
雪紀「待て待て待て待て!!!」
俺は弾幕を避け続けている。キツイって。
フラン「あっはははは!すごいすごい!まだ生きてるなんて!」
雪紀「そりゃどうも!!」
遊ばれてるなぁ…俺がこの弾幕を知らなかったらとっくに死んでたぞ…
フラン「それにしても不思議ね?私の弾幕を知ってるかのように避けるのだから。」
雪紀「そりゃ、不思議なこった!」
話しながら避けるってむずいんだぞ勘弁してくれよ!
雪紀「それより!少しは手加減!してくれてもいいんじゃないかな!?」
ダメ元で聞いてみる。
フラン「嫌よ♪こんな楽しい玩具久しぶりだもの♪」
ですよねー!!
雪紀「待って待って待っぐへっ!!」
弾幕にあたる。流石に満身創痍だ。
あれ使うしかないかな…使えるか?今の俺に。
あれとは、俺の奥の手だ。…いや奥の手…か?
今はこれしか使えないから奥の手だな。
雪紀「…ふーっ…やるしかないかぁ…」
フラン「あら?更に面白くしてくれるの?」
雪紀「ああ、してやるさ。」
そう言い、俺は。
雪紀「…やるしか…ないな。感覚は…覚えてる。」
これは、さっきフランに殴り飛ばされた時見えた俺の走馬灯から思い出した。…いや、取り戻した。
[ ]…だ。今の俺が使えるか、身体が耐えるかはわからない…が。やるしかないのだ。
雪紀「……………、発動。」
そう俺が宣言した途端。全身から出血が止まる。
痛みも無くなった。…まだまだだが…今はこれで何とかできそうだ。発動出来てよかった。
フラン「…何をしたの?貴方本当に人間なの?」
そう聞いてくるフランに対し、俺は…
雪紀「だから言ったろ?悪かったな、[普通の人間じゃなくて]…ってな!」
そう言い、俺は構えるのであった。
次回へ続く!
レミリアに対する謎の不安感とは…?
霊夢と魔理沙の謎の安心感の正体とは…?
雪紀が取り戻した物、発動したのは…?
紅霧異変は解決するのか…?
次回へ続きます。