八日目 悪魔の妹との遭遇
タイトルの通りフランと会います。
そしてそろそろ紅魔館編終盤戦です。
いやー元ネタがあるとやりやすいね!
ではでは前書きはこの辺にして本編どうぞ!
魔理沙「おーい霊夢〜」
魔理沙が来た。どこ行ってたんだろうか。
霊夢「どこ行ってたのよ馬鹿魔理沙」
魔理沙「悪い悪い、ちょっと大図書館にな。」
大図書館?んなとこあるのか…少し気になるな。
魔理沙「霊夢は…咲夜が倒れてるってことは。」
雪紀「霊夢がぶっ飛ばしてた。」
魔理沙「うわ!?何で居んだよ!?」
雪紀「え酷くね?」
声掛けただけなのに怒られた。泣きそう。
~数分後、移動中~
霊夢「ていうかアンタはまたいつもみたいに本盗んだのね。懲りないわねぇ。」
え?盗んだ?魔理沙こいつ盗人かよ。
魔理沙「盗んでない!死ぬまで借りてるだけだ!」
そう言ってる魔理沙。いやいや…
雪紀「それを世間一般的には盗みって言うんだよ。」
正論パンチだ。俺が言えることじゃないけどね。
魔理沙「うぐ…」
というふうに魔理沙が怯んだら霊夢が驚いた。
霊夢「あの魔理沙が正論ぶつけられて怯んでる…!?雪紀、アンタなんかしたの…?」
雪紀「特になんにも…?」
本当に何もしてない。てか普段は気にしないのかよ。
魔理沙「歳下に言われるのは流石に効くぞ私でも…」
…ん?え?歳下?
雪紀「お前ら何歳?」
と聞いたら
霊夢「私達どっちも15歳よ?」
え。マジ?若いな。あと…
雪紀「いやいや。俺17歳だぞ?」
魔理沙「は!?マジかよ!?」
驚かれた。なんで?確かに今は俺のほうが身長低…あそういうことかぁ。
雪紀「なんかこっち(幻想郷)来てから背が縮んだんだよな。なんなら声も高くなってるし髪だって伸びた。」
所謂男の娘ってやつになってんだよな。なんでだろ。
霊夢「アンタ…私達より歳上だったのね…」
失礼すぎない?
???「私よりは歳下なのね〜」
そう後ろから見知らぬ声が聞こえた。…え?
雪紀「…誰だ?」
俺なんかが警戒しても無意味だが一応する。するに越したことはないからね。
霊夢「あらフランじゃない。今日は出てるのね。」
フラン?なんかどっかで聞いたことあるような…?
雪紀「…あっ思い出した!確か前にリィ姉が!」
霊夢、魔理沙、フラン「リィ姉?」
あっやべ口走っちゃった。
雪紀「…あ、後で話すわ…今は異変解決だろ?」
霊夢「…そうね。」
よっしゃー話逸らせたー
フラン「あら?異変解決に来てたの?」
魔理沙「それ以外なんだってんだよ。」
と魔理沙が言った途端。フランの雰囲気が変わった。
フラン「なら私も全力で貴方を止めないといけないのね。」
怖い怖い怖い怖いチビりそう殺気ハンパねぇって。
昔死にそうになったことあるけどそれよりやばいってマジで!
霊夢「アンタの相手は疲れるのだけどね。」
そ、そうだ…霊夢達なら…!
フラン「あら?私が相手するのはそこの白髪のお姉さんよ?」
えっ俺?…俺?
霊夢「…っ!雪紀!逃げなさー…!」
霊夢がそう言ったと思ったら。
雪紀「…へっ?」
何故か俺は外にぶっ飛んでた。…は?
雪紀「っ…ゲホッ…ゲホッ…!」
そして痛い。特に腹が。腹殴り飛ばされたのか。
フラン「あはは♪すごいすごーい♪」
フランの方を見る。フランは笑いながら手を叩いていた。殺気の圧は変わらないけどね。
雪紀「反応できないとか…マジか…」
吐血してる。何時ぶりだろうな。
フラン「お姉さん凄いわね♪普通の人間ならあれで死ぬのに♪」
雪紀「そりゃ…どうも…」
返事を返しつつ、館の方を見る。すると霊夢達が紫髪の羽が生えた少女と戦っていた。助けは望めなさそうだ。そして恐らくあいつが主犯だろう。
俺はとにかく必死に頭を回転させ、この状況を抜け出す方法を考える。死なないために。
…この方法なら…というか、もうこれしかないな。
そして俺は何とか立ち上がる。
フラン「…まだ立てるんだ。貴方本当に人間?」
そう言われた俺は。
雪紀「悪かったな、普通の人間じゃなくてよ。」
と返すのであった。
次回へ続く
新たに出てきた謎人物「リィ姉」。
フランに殴り飛ばされても平気な体。
「普通の人間じゃない」発言。
雪紀の考えた作戦とは!次回へ続きます!