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異世界転生?チートがあるなら行ってやんよ!
「貴方に異世界転生してもらう事になりました」
「はあ?!なにそれ!」
「ご無理を言っている事は百も承知です。つきましては貴方が欲する能力を付与させていただこうと…」
「マジか!チートくれるってこと?じゃあ行ってやるよ!」
「何を望みますか?」
「ええと~!遊んで暮らせる金、鑑定能力、世界一の魔力、翻訳にアイテムボックス、健康な体にいい見た目…」
「では早速…行ってらっしゃい」
「ちょ!!まだ話してる最中…
《おお、なんという美しい…》
《正に垂涎の魔力…ああ、腹が減る!》
《貧相な肉体しか残っていないこの世界に、これほど肥えた個体が…!》
転生早々、クソでけえバケモンに 囲まれた俺は。
チートの、チの字も… 使 う こ と な く