25.大雨警報
生徒9人はある荒廃したビルに留まっていた。
ヴィオレ「連絡取れたよ、でも悪い報告。明日、救助よこしてくれるって。私たち、明日まで生きてるかな?」
シアン「無理だな。万単位も敵がいちゃそのうちここもバレる。あいつらのなかには教官を殺せるやつもいる。戦っても勝てる気がしない。」
カージナル「クソ!薄々思ってたがやっぱりここの政府は無能かよ!」
サフラン「俺らを見捨てるつもりなんだろうな。事が収まるまで待機ってか。」
アイビー「いや、死にたくない。」
全員が絶望しているとシアンのポケットから何かが落ちた。
カージナル「これは、あの時渡してた。」
シアン「教官の紙だ。」
教官の紙に書いてあったことを全員で読んだ。
ーーー教官の紙
注意すべきは3人。
ボス ミック
祝福 atom
物質の質量をエネルギーに変えて爆発を起こす
原子を操れるため自身の再生可能
謎の生命体 名無し 仮名:ダルマ
祝福 なし
筋肉の塊 知能はない
スナイパー コープ
祝福 soft
弾丸を柔らかくして跳弾で狙ってくる
皆へ
俺の手帳がおそらく手に渡った
あれには全員の祝福の情報が載ってる
生徒だけを残して申し訳ないと思っている。
お前たちのこれから選ぶ選択に一切の異論はない。
幸運を。
ーーー
シアン「教官は、俺たちに残してくれたんだ。戦いながら情報を。」
シアンは後ろを振り返った。誰もが不安そうな顔をしている。リーダーは自分なのに何もしてやれていない。シアンは自分が任された役を理解した。
クトル「僕たちの情報も駄々洩れだなんて。一体どうすれば。」
シアン「助けが来ない、いずれ見つかる。それならやることは一つだ。」
シアンは立ち上がり、全員を鼓舞した。
シアン「聞け!!俺たちは力も数も負けてる。おまけに情報まで。
この一年、培ったものも無駄になるのか。それを決めるのはあいつらじゃない、俺たちだ。
覚悟を決めろ!残された道は一つ!戦うのみ!!
教官が言ってくれた、「向かい風が最も輝く時」だと!逆境に恐れず、堂々とし、立ち向かうことが大切だと!
意志を持て!意志を継げ!
教官の死が意味を成すのは俺たち次第だ!!」
シアンの言葉に奮い立たせられた。
クトル「シアン君…。」
シアン(これであってるんだよな、教官!)
全員が打倒侵略のため、準備を始めた。
日は落ち、辺りが暗くなり始め、雨が降ってきた。
ミック「今日は、大雨になりそうだ。」




