俺と和解しないか?
【俺と和解しないか?】
俺は、彼女にそう言った。
彼女は直ぐに、縦に返事をしようとしない。
俺がその後、彼女にこう言うと、、、?
彼女は、嫌々ながらも【うん】頷いた。
『お前の借金の肩代わりを誰がしてると思ってんだよ!
俺が払ってやってんだろうが! お前の母親が淫らなどうしようもない
女だから借金作って、お前にその金をすべて払わせて逃げたんだろう!
お前1人で500万も払えんのか!』
『・・・・・・』
『お前は、俺の言う通りにしてりゃーいいんだよ。分かったな!』
『・・・ううん、』
彼女の体は、顔も見えるところも見えないところもアザだらけだ。
俺のストレス発散の為に、この女を殴るからな!
俺の機嫌が悪い日は? この女の体のアザも増えていく。
・・・俺だって! 分かってんだよ。
俺は確実に、コイツを愛してる!
でも? 殴らないと気が済まない。
俺の気が済むまで殴ったら? 彼女を優しく抱きしめてあげるんだ。
そうしたら? 彼女は俺を許してくれる。
『・・・す、すまない、殴ったりしてごめんよ! もう二度とお前を
殴らないと誓うよ! こんな痛い想いをさせたくない。』
『・・・・・・』
『・・・ご、ごめんな、ごめん、』
『もういいよ、痛くないから。』
『俺が、どんな事があってもお前を守るから。』
『・・・ううん。』
*
・・・でも、俺は次の日にはまた彼女を思う存分殴っている。
殴らないと俺の気が収まらないからだ。
だんだんとそれが、日課になった。
彼女は、何度か? 病院に入院する事もあった。
全治3か月とか? しょっちゅうでさ!
医者は? 俺が彼女にDVしてると思ってたらしい。
まあ、本当の話だけど。
それでも、俺達は上手くいってたんだ。
彼女が、俺の元から離れていく事はなかった。
それまでの俺が付き合ってきた女達ときたら、、、?
俺が、ちょっと手を出しただけで叫び出して。
俺の元からみんな、去っていった。
でも? 【彼女】だけは違う!
どんなに俺が彼女を殴ろうが蹴ろうが俺が謝ると許してくれる。
きっと、周りの連中からもコソコソ言われているだろうけど...。
今の彼女だけは、俺の傍に居てくれるんだよ。
彼女は、絶対に俺と別れないと分かったんだ。
俺は、彼女を信じてるし! 彼女も俺しかダメなはずだ!
俺は、少しだけ彼女に保険をかけることにした。
彼女の母親の借金を俺が肩代わりする事だった。
【500万円】という借金が彼女にはあった。
その借金は? 母親がホストにドはまりして使ったお金だ。
それを、娘の彼女が払う事に、、、。
母親は? 娘に借金を押し付けて家を出て行った。
その後、一人になった彼女と俺が出会った。
彼女の父親は、彼女が8歳の時に事故で亡くなったらしい。
頼る人もいない彼女を俺が守ってやっている。
俺の仕事は、彼女には黙ってるけど、、、?
【ホスト】の仕事をしている。店では、俺はNO.2だ!
俺にとって、500万円なんて! 大した金じゃない。
彼女さえ居てくれれば、俺は別に何も要らないんだよ。
俺は、俺の事を好きでいてくれる彼女だけが欲しいだけ。
その彼女も、今はこうして! 俺の手元に居る。
俺は、彼女を信じてるからな!
『なあ、日名子?』
『・・・・・・』
『どうした? 今日は、高級店で飯でも食うか? 何処のご飯屋が
いいと思う?』
【グサッ】
『えぇ!?』
『死んで! もう私を苦しめないで!』
『・・・な、なに、言ってんだよ。』
俺の背中に、先の尖った包丁が突き刺さっていた。
血が床に滴り落ちている。
『・・・まさかな!? お前も俺を裏切るのか?』
『私はアンタから解放されたいだけなの!』
『・・・・・・うっ、』
これが! 俺の最後かよッ!
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