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DAYS2 -人物 用語紹介-

『DAYS2』にて登場した人物、用語紹介。


七十六番ナム

 ヨミと長い事バディを組んでいた刀を使う長身の麗人。

 年齢は二十二歳から二十四歳程、長く艶のある黒髪をヨミとお揃いという理由で伸ばしていたが『DAYS2-10-』にてバッサリと切り落としショートカットになった。

 他の被験者と同じく、実験前の自分の記憶の多くを失っている。時折自分では制御出来ないような感情に襲われる事があり、自身でも困惑している。


◆性格◆

 見た目に似合わずぶっきら棒で適当だが、ヨミに対してだけは異常な程の愛情を抱いており、口調すら変わる。やや短絡的、感情的になりやすい部分があり、二十三番に殺意を持った時には本当に傷をつけようとすらした。基本的には自ら敵を作ろうとはしないタイプで、興味の無い人間に対しては敵意を持たず興味が無いままずっとそのまま傍観を続けている。二十三番についても、一旦は命を奪おうとしたものの和解後は完全に敵意を無くし、平然と付き合う豪胆さも兼ね備えている。



◆固有武器『青刀秋刀魚セイトウ・サンマ

 銀に薄く青みがかった刀身をしている刀。そのまま使用しても抜群の切れ味ではあるが、柄にあるスイッチを押し込むことで刃が振動を始め、高周波ブレードと化す。その状態の刀はあらゆる物を切断する程の威力を持つが、盾持ちノッカーには弾かれてしまった。大型ノッカーであればスイッチを押した状態では切り裂ける程度の威力で、施設内に一番多く存在している通常のノッカーについては素の状態でも簡単に気避ける。しかし長年の使用により、振動の力が弱まっており、大型ノッカーを一撃で切り伏せる事は出来なくなったようだ。



七十三番ナナミ

 ヨミをよりうるさめにデチューンしたようなセミロングの金髪碧眼の少女だが、元々は男性だった。他の被験者と同じく、自身の記憶はほとんど覚えておらず、目覚めた直後に彼女の固有武器である『ルームズ』の使用により女性になっている為、自分が男性だったという認識は殆ど無い。

 普段周りに見せている姿の年齢は十三歳から十五歳程に見えるが、本来の年齢は不明。その姿についても、固有武器の使用によって可変する。


◆性格◆

 非常に垢抜けており、元々男性だったのにも関わらず非常にあざとい仕草や言動を行う。服装や身だしなみにうるさく、常にお洒落に気を使っている。

 恋愛脳的な部分があるが、自分を中心に捉えることは無い。元男性だったこともあるのか、発言が時々男目線になる事が多い。

 明るくて元気で自分が一番好きという"キャラクター"を自分自身に課しているような節があるが、基本的には根は真面目。

 

◆固有武器『ルームズ』

 ドアノブを握る事によってその場所に自室を呼び出す『絶対追尾のマイルーム』と自分の身体に改造を施す『変幻自在のオペルーム』からなる二部屋。だが前者の実態は彼女をいつまでも追跡し監視し、ナナミ自身が死を目撃した相手の武器を部屋に運ぶという自動的な機能もあり、後者は彼女自身を武器に変えるというを何度も使用している為に、もう本人のオリジナルの肉体は殆ど失われている。



『四番&六番《双子》』

 ヨミにしーちゃん、むーちゃんと呼ばれる双子。 常に二人一緒に行動しており、殆ど部屋から出てくる事がない。


◆性格◆

 厳密には不明。

しかしヨミ曰く、おとなしい良い子達とのこと。

だが、大型ノッカーに自作の罠を大量に壊された時には双子のどちらかは分からないが怒鳴り声を上げていた。


◆固有武器◆

 しーちゃんと呼ばれる方が常にリュックを背負っており、むーちゃんと呼ばれる方がノコギリ状の物を使っているようだ。


『図書館で目覚めた女性』

 他の被験者と違う扱いを受けていた為、記憶は失っていなかったが、睡眠中に打たれた薬液に よって自分の名前のみ記憶から失われている。

 やや長身だが、体の線は細く、茶色がかった少し長めの髪の毛を、シュシュで一括りにしている。


◆性格◆

詳しくは不明だが、些細な事に驚く傾向がある。基本的におどおどしていて、声が小さい。緊張しがちだが、言うべきことは時間をかけてもしっかりと伝えようとする芯の強さがある。それに加えて状況判断が早い。


◆固有武器◆

 名前は不明だが三種類所持している。

一つ目はスイッチを押すことで刃が飛び出し長さが変わる短刀で、刀として斬り伏せる為の使用よりも刃が飛び出した勢いを利用して突き刺して戦うことを目的に作られたようだ。

二つ目は被験者の目を見る事によってその人間の情報を取り込む事の出来る本型デバイス。

三つ目は施設内の全ての指紋認証をパスすることの出来る手。


『所長』

 図書館で目覚めた女性を懇意にしていたディジェネの所長。 二十三番の父親でもある。図書館で目覚めた女性に遺した文章から、おそらくもう既に死亡していると思われる。



『コンテナ部屋』

 一週間に一度、食料が補充されるコンテナが部屋奥に設置されている部屋。

コンテナの中身が補充されたタイミングで何処からかノッカーが出現し、コンテナを守るように行動する。この部屋を制圧が遅くなるとノッカーの数が増えるので、一週間以内の制圧を基本としている。


『ゴミ箱』

 一週間に一度、中身が消えるコンテナの名称。コンテナ部屋に置かれているコンテナよりも無機質で、一見すると黒いオブジェのように見える。


『盾持ちノッカー』

 コンテナ部屋に現れた、腕が盾状に進化したノッカー。その腕は、高周波ブレード状態のナムの刀すら弾く程の硬さを持っている。盾が重そうに見えるが、その反応速度は早く、遠距離近距離問わず、生半可な速度の攻撃ではその盾状の腕で防ぎきられてしまう。ナナミによって氷漬けにされた所を二十三番の渾身の一撃によって粉々に砕かれた。


『速度ノッカー』

 コンテナ部屋に現れた、足の筋肉が進化したノッカー。小型で耐久力は無いが、とにかく素早い動きで翻弄してくる。腕は小さいが鎌状になっており、当たり所によっては大惨事になりかねない。


『ディジェネ』

 被験者達が目覚めた施設の正式名称。名前は『Degeneration《退化》』から取られた。空気の性質変化により人間の遺伝子が身体的に急激な進化を遂げた結果、理性まで失ってしまうという強制進化を止める為、急遽発足した機関。


『強制進化』

 急に空気の性質が変化した結果、人間の遺伝子に想像もし難いような影響を与え、身体能力の代わりに理性を失ってしまう病にも似た症状の総称。進化のスピードと進化する箇所は個人差がある。共通しているのは、必ず最終的には理性を失うという事と、身体の何処か、または全体が人間を越えた力を持つという事。進化が終わった後は理性の殆どが消え、全てに対して敵意を持った化け物と化す。

 

『進化耐性』

 強制進化に対する耐性。この耐性が強い程、強制進化のスピードが遅い。ディジェネでは、被験者の進化耐性が高い順に一番から番号を振っていた。


『人間退化学』

 退"化学"ではなく、"退化"学。強制進化が確認された時より、その危険性を危惧して作られた新しい学問。理性を失った人間が現れるまでは、強制進化は良い事だとする人間も多数いたため嘲笑の的にされることも多かった。

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