【公式イベント】 閑話 カムラギを狙う者
「準備万端だな。我々は報復せねばならない。明日はその決行の日だ!」
そこは、PKクラン《漆黒の翼》の本部である。彼らは暗殺、依頼を受けてPKを行う者たちだ。
このゲームの裏社会にも太いパイプを持つ彼らだが、ここ最近脱退や換金されたメンバーが増えたことがバレ、仕事が減っていた。
「《死神の風》か、舐めおって」
「そうだ!! 我々の全力を持って排除せねばならない!! これ以上の失敗はクランが潰れかねん!!」
《漆黒の翼》に所属していたPK達がこのところ狩られている現状をクラン上層部は苦々しく思っていた。そして、それは一人のプレイヤーによって起こされていることが彼らのプライドを著しく傷つけていた。
「奴に狩られ、恐怖のあまりゲーム自体を辞めてしまった者も多い。もちろん我々だけでなくそのほかのPKクランも同じことで悩んでいる。だからこそ、我々の力で奴を狩り、PKクランの筆頭に名乗りを上げる機会でもある。全員心してかかるのだ!!」
クランリーダーの手に握られているのは明日の公式イベント《第一回 ジパング杯 トーナメント部門》の出場者名簿だ。そこには憎きPKKである《死神の風》ドクロマンの名前があるのだ。