表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
凄腕PKが更生するそうです  作者: 特撮まにあ
第一部 サービス開始編 side覇陸《ハーロック》
6/7

【ファエードの町】公式イベント告知



「全員来たな」

「ああ、思ったより早かったな。新しい装備に少しワクワクしてるよ」

数日後、俺たちはカムラギから装備が出来上がったと連絡をもらい、再びスカル工房へとやってきた。




「造っているのは俺だけじゃない。従業員もいる。もちろん品質の保証はするがな」

カムラギは全員の装備を新調するうえで、プレイスタイルを聞き、それに合うように外注も含めてすると言っていた。

カムラギ自身、鍛冶は出来ても服飾やらは門外漢だから、信用できる職人に任せると言ってくれた。



「まずは、覇陸のだな。赤を基調にまとめてみたぞ」

見ると深紅を中心にアクセントとして黒や青緑が使われた全身鎧だった。

「銘は『シンクアーマー』にした。凝りすぎた名前は好きじゃないんだ。剣は炎紅鋼で造った両手剣だ。炎属性のエンチャントされてるから、森なんかでは気をつけろよ」

俺はカムラギの言葉が半分も聞こえないほどこの装備一式が気に入ってしまった。


「……あとでまた言えばいいか。次はドレッドノートのだな、鎧は重装備の『ブラウンアーマー』、斧と盾は地属性エンチャントにした。どうだ?」

「うん、いままでの鎧より堅く、軽い。斧も盾もこれ以上ないほど手になじむ。ありがとう」

「ランザンのは着流しの侍をイメージしたものだそうだ。高級な絹で風のように軽く防御力はそこらのBランクの重武装よりも固い逸品だ。刀は風のエンチャントで居合切りしやすい形状にしておいた」

「念願の刀!!!! ありがとうございます!!!!! カムラギさん!!!!!」














「覇陸とランザン、今気持ち悪い顔しているわね。装備に頬ずりでもしそうな勢いじゃない」

「さっきまでしていたよ。二人とももっと気持ち悪い顔してたんだよ」

いつの間にかポワンとあやめが帰ってきたようで俺たちの顔を酷評している。

「「そんな顔していない!!!」」

「あとで証拠のムービー見せてやるから今は、女性陣の装備でも褒めてやれ」



その後の女性陣と男性陣のてんやわんやは割愛。

「さてと、これから狩りにでも行くか?」

「そうですね……。装備の試をしますから、ジェクトンの草原にでも行きますか」

ピリリリリリリリリリリリリリリン!!!!

「うわっ!? 運営からの告知メールか。驚いた」

「……ビビり」

「誰がビビりだ!? あやめ、いい加減怒るぞ!!」

「もう怒ってんじゃん」


クールダウン

「さて、内容は『第一回ジパングカップ開催のお知らせ』か」

「へぇー、運営公式のPvPトーナメントや、生産品評会なんてのもあるんだ」

「ちょうどいいですし、みんなで参加しましょうか?」

「ああ、ちょうどいい腕試しになるな」

「私は見学で」

「ポワンは近接苦手だもんな」



「俺も出るぞ」

「カムラギ、品評会の方か?」

「いや、トーナメントの方だ。リングネームで出れるらしいからな」

「……まじで?」













評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ