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プロトタイプ  作者: 尖角
19/26

2XY0年03月23日 / 晴天

2XY0年03月23日 / 晴天


本日の天気は晴れ。 太陽がまぶしすぎて困っちゃう。


そして、俺は会社を辞めた。  だって、あんな会社嫌だもん。


約7年間、俺はあの会社で一生懸命働いてきた。 まぁ、ある程度は手を抜いたが。



しかし、しかしだ。 それなりにだが、俺が頑張ってきたのも事実。


だが、あのボンクラ会社は代わりに何をした?  何もしていないだろう?



低い給料。 ものすごく疲れる労働。  そして、時々やってくる上司の憂さ晴らし。


もちろん、その憂さ晴らしをしたがる上司とは大学の時に俺を引き入れてくれた人。


もちろん、その憂さ晴らしの仕方は、キャバクラだとかソープランドだとかそっち系。


お前は変態か。 俺ですら、29歳だぞ?  お前は、いくつだ! 45だろ??


もうそろそろ引退しろよ。 女との快楽以外に、何か趣味とかいい加減見つけろよ!



可愛そうだな、お前にも俺みたいに可愛い奥さんがいれば、そんな風にはなっていなかったろうに。




…あぁ、言い忘れていたが、恵梨は彼女という設定から、奥さんにレベルアップしたから。


だって、そろそろ、俺も恵梨も結婚を考える年頃。 別におかしくなんかないだろう? 普通だろ?



だけど、役所には提出していない。  だから、法律婚ではなく、事実婚である。


まぁ、恵梨は所詮ロボットだし、仕方がないことだ。   だけど、それでも俺達は十分幸せ。



あいつとは違う。 あんな45歳の変態とは違う。  だから、金だけ貯めて、俺は退社した。



もう、貯金は間に合っているから。  だって、別に 2人暮らしに大量の金とか要らないし。



だから、俺は退社した。  そして、これからは恵梨の進化研究に没頭しようと思う。



愛してるぜ?恵梨。     お前も、俺を愛しているか?    俺を大好きでいるか?

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