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プロトタイプ  作者: 尖角
13/26

2XX2年04月26日 / 晴天

2XX2年04月26日 / 晴天


残念ながら昨日は雨で、外出ができなかった。


しかし、本日は晴れ。 触り心地は微妙にしろ、出かけることは可能だ。



っと言うわけで、今日は人生で初めて、女の子 (ロボット)とデートをしてきた。




まぁ、最初に結果を言ってしまえば、 デート後に 少しだけ寂しい気持ちが残った。



なぜなら、 それは、自分で組んだプログラムで、返答の“答え”を知っているからである。


簡単に言ってしまえば、  俺が「楽しい?」って訊けば、 「うん、楽しい」としか言わないし、 


「次は、何したい?」と訊けば、 全て 「あなたに任せる」としか言わないから―――っである……。



だから、そんなデートつまらないし、  そもそも俺が欲しい答えは、説明書に載ってない答えだ。


よって、自分で考えることのないロボットの存在は無意味だ。 そんなのは、おもちゃの延長線上でしかない。



そして、 問題なのは、言葉の言い回しだけではない。  表情の硬さや、声のトーンも問題になってくる。




だから、もっともっと改善が必要だということが、今回のデートでわかった。  いやっ、わかってしまった。



しかし、今回のデートが楽しかったのも事実。 よって、これから先、面倒な話だが、改善していきたいと思う。



そして、NEWバージョンが完成した暁には、 もっと楽しいデートを恵梨としたいと思っている。



そして、そのデートで発見できたNEW駄目なところは、また改善しようと思う。 俺は完璧を目指そうと思う…。

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