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郷に還る

この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件・地域とは一切関係ありません。

またここで出てくる「音叉」は生きものだと定義します。

主人公:私(24才大学院生植物や地形について探求している)


私はただのつまらない人間だ。そんな私の考え方を変えた体験談を聴けと強調しないが、

貴方が何かきっかけを求めるのなら、私の得た半場な物語を語ろうではないか。


ピコン、ピコン

「今年秋の開業を目指す大型複合リゾート、いわゆる『リゾート施設』の建設現場で……」

「△△県一部改修、☓☓村、▲▲村、明白村の改修工事により…」

「△△県の五大湖の一つ、明白湖埋め立てに伴い現地調査で…」

「○○村長、これからの未来に期待を募らせ…」

ニュースの内容がインターネット中に広まった。


ガヤガヤガヤ

「おい、マジでできるんだな。完成したら一回行ってみたいわ」

「ばか、二十歳未満は入れねえよ。ていうか入場料だけで数千円取るんだろ?」

「どうせ、画面の向こう側のエンターテインメント」

「私たちは、まじめな人間」

「堅物がなんか言ってるよ」

現実もネットもこの話で盛り上がっている。


ドンドンドンドン

「村長はが、裏組織とつながっているらしいぞ!」

「私たちは未来を思って取り組んでいるのです!」

「じゃぁ、納めた金は何に使っているんだよ!」

「結構な額だぞ!なのになんで発展できていないんだよ!」

「ギャンブルか?ドラックか!」

「お鎮まりください!!」

村の大衆はデモを起こした。目的は村の改革だ。

ミンミンミンミンミンミンミン

ジージージージージージージージー

蝉の大合唱と合わせて、声がかれるまで叫んでいる。


ワーワー、ドタバタ、バサバサ、チラチラ

社会は、混沌に包まれた。大衆は二手に分かれた。村の仕組みを変えようとする人、

何もかも諦めて汚職を始める人。

その間に私がいた。私はとても悲しくて寂しかった。地元の湖が村と一緒になくなる。

一緒に育ってきた仲間との地がなくなる。幼少期、お船に乗って釣りをしたり、

花火を見たりしたあの場所がなくなる。そう思うと、久々に帰りたくなった。


 夏休みに帰省することにした。帰省、と言っても今はもう誰も住んでいない。

空き家になっていて、物も人もない。村がなくなるから行くのもそうだが、

ちょうど家の取り壊しが予定されてるから、家の誰かが立ち会っていないといけない。

所謂、荷物整理に行かなければいけない、ということだ。


村には、県で有名な5つの湖の一つ「明白湖」がある。付近の山脈を透き通った水面に

映し出すところから名前が来ているらしい。村の入り口には大きな門もあって、

たくさんの人が集合場所にしていた。家族を誘ったが、お盆前で忙しいらしい。

仕方ない、私だけで行こう、そう決意した。


初書きです。文章の表現に変な所があると思います。優しい目でみてほしいです。不定期に書いていこうと思います。よろしくお願いします。

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