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科学の知識で異世界旅  作者: 察知
プリズン山

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53/54

勝負飯

5人はついに初の十災魔神の城制圧の日の朝を迎えた5人は緊張してはいたが、やはり朝の光景はいつもと変わらなかった。

「おーい、みんな起きろ」

一番乗りに起きたホルスが、まだ眠っている4人を起こした

「ふわぁー、、、おはよう」

「もう朝か、、、いよいよだな」

「あぁ、早く準備して出発するぞ」

「おぉー!」

実体のあるラオトとウィンディ、そしてホルスはいつものように身支度を始め、特に何もする必要のないスティアとアレスが3人を待つ、なんの変哲もない普通の朝だったが、5人の中で1人だけ、いつもの様子と違う者がいた

「、、、」

「どうしたの?いつもよりうるさくないじゃん」

「、、、そうか?」

「うーん、アンタが静かだと少し気味が悪いんだけど」

「、、、つまり、堕天使は我がうるさい方が良いのだな」

「、、、本当にどうしたの?いつもみたいな覇気が全然ないけど」

「、、、気にしないでくれ」

「そう、、、言っとくけど、私達の足は引っ張らないでね」

「、、、もちろんだ」

アレスの声は、今まで出したことのない程小さくなっていた、今スティアの口争いしても、おそらくスティアの声にかき消されてしまうだろう

「よし、支度終わったぞ」

「それじゃあ勝負飯でも食いに行くか」

「おっ、それいいね、行こ行こ」

5人は宿の近くにあるレストランに入り、各々自分の勝負飯を注文した

「おぉ、きたきた」

最初にラオトが注文したオムレツと揚げた魔獣の肉が乗ったご飯が5人の机に運ばれてきた

「へぇ、これがラオトの勝負飯?」

「いや、このまま食べるんじゃないぞ」

そう言うと、ラオトは揚げ肉の乗った丼の上に、贅沢に崩したオムレツを乗せた

「これが俺の勝負飯、カツ丼だ」

「なるほどね、「勝つ」とカツをかけてるんだね」

「そうだ、これが俺の地元じゃ有名な勝負飯なんだ」

「縁起がいいし、何より美味しそうだね、じゅるり」

「まぁな、それじゃあいただきまーす」

ラオトは手を合わせ礼儀よく挨拶をした後、目の前の揚げ肉にかぶりついた、その揚げ肉は、豚肉というより牛肉のような味がしたが、カツには違いなかったので、ラオトは特に気にせず食べ続けた。その後、他の4人の料理が続々と机に運び込まれた、ホルスは大きなステーキ、ウィンディはフルーツがたくさん乗ったパンケーキのような物、スティアは金色に輝くスープ、アレスは真っ暗なジュースを、それぞれ平らげた

「ふぅ、ごちそうさま」

「よし、勝負飯も摂り終わったことだし、いよいよ出発だな」

「そうだね、それじゃあ行こっか」

食事代を支払った後、5人はプリズン山脈の奥へと繋がる門の前へ向かった




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