誤解
「うおぉぉぉぉ!!」
「うわぁぁぁぁ!!」
大きな叫び声と共に見慣れた2人が広場へ飛び出したが、広場の石タイルの床の隙間に躓き、盛大に転んだ
「ぐはぁ」
「ぐへぇ」
スティアは床に体からダイブし、ホルスも体勢を崩し横に倒れてしまった、その様子を見た3人は武器をしまい、倒れているスティアとホルスに近づいた
「おい、大丈夫か?」
「うーん、、、あれ、みんな居る!良かったぁ」
スティアは立ち上がるとすぐにラオトとスティアに近づき、大声で泣き始めた
「うわぁぁぁん、みんな居なくなっちゃったのかと思って心配してたんだよぉぉぉ」
「そんなに泣くことか?」
「ゔん!みんな魔王軍に連れていかれてぇ、もう会えないのかと思ったよぉぉぉ」
「ほう、堕天使がそんなにも我らのことを心配してくれとはな、嬉しいではないか」
「アンタは連れていかれているのに期待していたんだけど」
スティアは先程までの泣き顔とは打って変わって、不満そうな顔でアレスを睨んだ
「、、、おーい、誰か起こしてくれ」
4人が再会を喜んでいる隣で、ホルスが弱々しく声をあげた、どうやら1人では立ち上がれないらしい
「ごめんごめん、ちょっと待ってろ」
ラオトは土魔法を使いホルスの体の側面を支え、ホルスを立たせた
「ありがとな、ふぅ、3人とも無事で良かったぜ」
物陰に隠れていた考古学者ドワーフは、5人が仲良く話しているのを見て、ようやく物陰から姿を現した
「大きな槍を構えたケンタウロスに、金髪の天使、この2人がお主らの残りの仲間じゃな」
「誰このおっさん」
「あぁ、このおじさんはな、俺達をここに連れてきてくれ、、、」
スティアはラオトの話が終わらないうちに、すぐさま臨戦体勢に入り、考古学者ドワーフに攻撃を仕掛けようとした
「アンタがみんなを連れ去った犯人ね!覚悟しなさい!」
「何じゃ何じゃ!ワシは何もしておらんぞ!」
「おい!ちょっと待てスティア!」
ラオトとウィンディがスティアを止めようとしたが、時すで遅く、スティアの手からは光弾が放たれていた
「うわぁぁぁ!」
光弾は考古学者ドワーフ目掛けて素早く飛んでいった、しかし、ぶつかる直前でアレスが考古学者ドワーフの前に立ち塞がり、闇魔法のシールドでスティアの光弾を弾き返した
「全く、少しは話を聞いたらどうだ」
「話を聞く?そんな魔人の話なんて聞かないわよ!」
「魔人じゃと?ワシはただのドワーフじゃ!」
その時、スティアと共に行動しており、何やら事情を知っていそうなホルスがスティアを止めた
「スティア、そのドワーフに敵意は無さそうだし、一回話を聞いてみないか」
「そうじゃ、お主は何か誤解をしておる」
「、、、分かった」
スティアは攻撃の姿勢を解き、一度考古学者ドワーフの話を聞く事にした
「なぁ、何でスティアはそんなに警戒しているんだ?」
「それがだな、、、」
ホルスは事情を知らない4人に、ここに来るまでの出来事を説明した




