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科学の知識で異世界旅  作者: 察知
新たな仲間

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ギルド都市 スクアドラ

グリンティアから旅立ち三日目、ヴァン襲来などのハプニングを乗り越え、3人はついに目的の街、スクアドラへ到着した

「これがスクアドラ、、、」

スクアドラには、石で作られた見上げるほどの高さの城壁や、非常に大きくがっしりとした門、そしてその門の前には10メートルはある、鎧を着用した巨人が立っていた

「巨人が門番をやっているのか?」

「そうよ、あの巨人が門を開閉したり、侵入者を撃退するの」

「なるほどな、確かにあの大きな門は巨人しか開けられなさそうだな」

そんな事を話しながら、3人は門番の前へ向かった、こちらへ歩いて来る3人を見て、門番はこの街に来た冒険者だと気づいた

「おいお前達、何のようだ」

「俺達、この街に入りたくて、、、」

「お前達、今の情勢を知らないのか?魔王軍の侵攻が始まり、魔人たちが活発になってきている、そんな中お前達のような怪しいものを中へ入れる訳にはいかない」

「ラオト、あれの出番だね」

「ああ、そうだな」

ラオトはホルスのバックからトラウムの推薦状を取り出し、門番へ見せた

「これは、、、」

「グリンティアの町長、トラウムさんからの推薦状だ、これで通してくれるか?」

「、、、少し待っていろ」

そう言い、門番は鎧の中にしまっていた小さな水晶を取り出し、誰かと話し始めた、それから数分後

「確認した、お前達の入場を許可する」

そう言い、門番は門を開けた

「ありがとうな」

「それと、メンター様がお前達に会いたいそうだ」

「え、メンターさんが?」

「(あれ?なんか見覚えが、、、)」

「「トラウムが推薦した皆様を一目見ておきたい」だってよ」

「へぇ、俺達有名人なのか」

「街の北側にある噴水に3時にきて欲しいそうだ」

「3時ねぇ、それまでは?」

「自由に街の見学でもしておけば良いんじゃないか」

「なるほどね、ありがとう」

「感謝はいい、それより早く中に入れ、事情を知らない奴に見られたら面倒だからな」

「そうだな、それじゃあ」

3人は駆け足で街へ入って行った、3人が入った事を確認した門番は、ゆっくりと門を閉めた


スクアドラの街に入るとまず目に入ったのは道の広さだった、グリンティアと比べ2、3倍ほど横に広く、さっきの巨人が横になってもまだスペースがあるほどだった、そしてその道の端には様々な店が立ち並んでいた、武器屋、防具屋、飲食店、魔導書店、中にはマッサージ店らしき看板も見えた、しかし、戦闘関係の武器屋や防具屋などはどの店も開いていないようだ、道の先には噴水が見え、さらにその先、スクアドラの中心近くには周りの建物と比べ、雰囲気の違う大きな建物が20軒ほど立っていた

「(すげえ、グリンティアと違って、この街は異世界らしい西洋風だな」

「凄い景色だな、、、」

ホルスが物珍しい表情で、辺りを見回している

「ホルス、この街に来た事がないのか?」

「いや、むしろ逆だ、前に来た時は辺り一面人だらけで、観光どころじゃなかったんだが、、、」

「そうなのか?」

ラオトも辺りを見回して見たが、人はほんの少ししかおらず、街は非常に静かだった

「こんなに静かなスクアドラ、凄い新鮮だね!」

「そうだな、せっかくだし、色んなところを見て回ろうぜ」

そうして、3人はスクアドラの様々な店や景色を見て回ることにした、しかし、ウィンディやホルスが行きたかった店は全て閉まっていた

「うーん、ここもダメかぁ」

「まぁしょうがないな、これほど人が少ないと、店を開けても客は殆ど入ってこないだろう」

「それもそうだね、はぁ、残りの30分どうしようか」

「なぁ、」

「何?ラオト、なんか気になる物でも見つけた?」

「あの建物って何だ?」

ラオトが指差した建物は他の建物と雰囲気が大きく違い、周りの建物より大きく、謎のマークの入った旗が立てられていた。

「あの大きな建物?あれはギルドの本拠地だよ」

「ギルドの本拠地?」

「そう、あれは確か、、、」

「ゼモナス連合だな」

「そう!ゼモナス連合!ゼモナス連合の本拠地の建物だね、あそこでゼモナス連合の作戦会議とかをしているんだよ」

「へぇ、所でギルドって何だ?」

「、、、」

「、、、」

「、、、」

3人の間にしばしの沈黙が訪れた

「えっと、冒険者がチームを組むみたいな感じで合ってるか?」

「何だ、ラオト知ってるじゃん」

「え、合ってるのか?」

「まぁ、大体ね」

「ふぅ」

悪魔の時のように、ウィンディの30分じゃ収まらない長い話が始まる事を恐れたラオトは、一か八か異世界系のギルドのイメージを言ってみたが、どうやら合っていたらしい

「それじゃあ説明はいらないね」

「うーん、少しだけ教えてくれないか、俺の認識とズレがあったらまずいからな」

「分かった、ギルドっていうのは、色んな冒険者が一つのチームにまとまって、強力な魔獣の討伐や難しい依頼を達成する事を目的として活動している組織の事だよ、ここだけ聞くと私達冒険者パーティーと似ているって思うかもしれないけど、結構違うんだ」

「そうなのか?何が違うんだ」

「主に人数だね、冒険者パーティーは大体3〜10人くらいだけど、ギルドは最低でも20人、規模が大きなところなら100人以上いる事もあるね」

「そんなにいるのか、管理が大変そうだな」

「そう、そのための本拠地なの、ギルドはメンバーを管理するために、どこかの街に本拠地を建てて、その付近にメンバーを引っ越させ、ギルドメンバー全員を一箇所に集合しやすくしているの」

「なるほどな(要するに単身赴任みたいなもんか)それにしても、本拠地を置く街はどこでも良いんだろ、何でこの街にこんなに集まっているんだ?」

「お、良いところに気がついたね、この街は昔から人の出入りが多かったから、優秀なメンバーを集めたいギルドがここに本拠地を建てて、冒険者を勧誘していたんだよ」

「へぇ、でもギルドのメンバーは本拠地の近くに引っ越さなきゃいけないんだろ、こんなにギルドが集まったら、メンバーが大変じゃないか?」

「それがこの街が出来た理由なんだ」

「え、どういう事だ?」

「実は、この街に住んでいる人は全員商人か、どっかのギルドのメンバー、もしくはその人達の家族なんだよ」

「えぇ!そうなのか!」

「うん、この街はギルドの為に出来た街なんだ」

ウィンディによると、およそ200年前、スクアドラができる前の事、ここは色々な商人達が店を開いている市場のような場所だったらしい、珍しい物などが売っている為人気があり、いつも人で賑わっていた、そこに目をつけたとあるギルドが、初めて街以外にギルドの本拠地を建て、市場の冒険者達を呼び込んだ、結果として、そのギルドは様々な人材を入手でき、一気に勢力を伸ばしていった、その話を聞いた他のギルドも市場の近くに本拠地を建てはじめ、もはや小さな市場ではなく、様々なギルドが集まる聖地になった、その後、集まったギルドが力を合わせ、周囲を整地し、城壁やギルドメンバーの家を立て、ギルド都市 スクアドラができたらしい

「へぇー、凄い歴史ある街なんだな」

「ちなみに、この街の市長のメンターさんは、最初にここに本拠地を建てたギルドのリーダーの子孫なんだよ」

「そうなんだな」

「メンターといえば、もうそろそろ時間だな」

「本当だ!時間って早いね〜」

「よし、北の噴水だったよな、遅れないうちに行こう」

3人は少し駆け足で北の噴水へ向かった













スクアドラ


住民の全員がギルドメンバーかその家族、そして商人というかなり変わった街、ギルドへの依頼や上質な商品目当てに非常に多くの人が訪れ、昼夜問わず賑やかな街。

ギルドにとっては憧れの地のようなもので、今なおスクアドラへ本拠地をおきたいギルドは数えきれないほどいる、その要望に応える為、10年に一度、城壁を破壊し、街を拡張するというイベントが行われている

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