対魔王軍会議
魔王軍による採掘場侵攻が始まった一ヶ月と数日たった頃、ちょうどラオトがこの世界にやって来た
「ここどこ!?さっきまで歩道にいたはずなのに、確かに占いどうり変化したけど変化しすぎだろ!?」
「おい、お前」
「人?すみませ、、、」
グリーフ大森林でラオトとドロトが接触していた頃、この世界の国や街のトップ達が重要な会議を行なっていた
獣人の国で一番大きな会議室には、様々な国や街のマークが彫られた水晶が38個並べられていた、そしてその水晶が並べられた会議室の中心には、獣人の国の王が立っていた
「それでは会議を始める、議題は、魔王軍が我々獣人の国の所有地である、魔水晶採掘場への侵攻行為について、及び援軍の要請についてだ、皆も知っての通り、つい一ヶ月ほど前に魔王軍が我々獣人の国の所有地である魔水晶採掘場へ侵攻行為を行い、駐屯兵及び援軍兵一万五千人を殺害、そして援護に向かった我が国の防衛大臣ヘロースも行方不明、これは我々獣人に対する明らかな宣戦布告、よって我々獣人の国は、総戦力を持ってして採掘場を取り返すまで、魔王軍と徹底抗戦を続ける意向を示す、誰か反論がある者はいるか」
会議室内には重々しい空気が流れた
「それでは二つ目の議題に入る、我々獣人の国は先程も話した通り、魔王軍の先制攻撃により大ダメージを受けている、そして未だに戦線には十災魔神の一人、魔仮面のゼノが残っている、今の我々の戦力ではゼノとその他魔王軍の兵を押し返せるほどの力は残っていない、そこで、事前にも話した通り、皆の国や街の兵を我が国へ派遣する事を要求する、無論、兵を送ってくれた国や街には、我々の国から多大な報酬を支払う事を約束する、今現在、兵を送る事を考えている者はいるか」
その瞬間、38個の水晶のうち、16個の水晶が明るく光り始めた
「16の国と街の者よ感謝する、他の者も後々考えを改めてもらえると助かる」
「これにて会議を終了とする、皆、元の持ち場へ戻るといい、我々に協力してくれる者、迷っている者は、ここへ残り作戦会議をする」
そうして、会議室には獣人の国の王、そして協力する気の16の国と街のトップ、迷っている、又は作戦に興味がある者3人が残った
「まずは、我々に協力すると名乗り出てくれた16の者、そして話を聞いてくれる3の者、総勢19の者に深く感謝する」
そう言い、獣人の国の王が深々と頭を下げた
「特に、我々獣人族と仲が悪いエルフの街の女王よ、改めて感謝する」
「いいのです、我々の因縁も随分と昔の事、今回の事をきっかけに、私達エルフの街とあなた方獣人の国の関係がよくなる事を願っています」
「他にも、我々とあまり関係が深くない3つの者、協力に感謝する、そして、我々の戦友である12の者達、今回も協力に感謝する」
「安心しな、俺達の兵が居れば魔人など敵ではない」
「心強い、流石だ巨人族よ」
「俺達も手伝うぜ、旦那」
「魚人族、流石だ」
獣人の国の王は、集まった者達へ一人一人軽く挨拶をし、その後魔王軍への反撃作戦を説明し始めた
「考えている作戦としては、出来るだけ多くの戦力を集め一気に戦線を押し返し、可能であれば魔仮面のゼノの討伐、そして採掘場の近くにあるゼノの城の占拠
を目指すという物だ、ゼノの城がある以上、いくら戦線を押し返したとしてもまた直ぐに押し返されてしまう、その為、一気にゼノの城まで攻め込み、魔王軍の拠点を潰すというのが目的だ」
「そうか、けどそんなに上手くいくとは思えないが」
「そうだろう、実際、他の十災魔神が戦場の方向へ向かっているとの報告もあった」
「なるほどな、つまり、相当大きな衝突になるって事だな」
「そうだ、しかしこの勝負で勝てば魔王軍にとって非常に大きな損失になる、採掘場を取り返す為、そして魔王軍を弱らせる為にも今回の戦闘は必要不可欠なのだ」
「とは言っても、十災魔神数人相手に勝てるのか?」
「あぁ、幸いにも、十災魔神で最も強いトップ2はいない、それに、いくら十災魔神とはいえ弱点は存在する、そこを上手く突けば十災魔神数人相手でも戦えるだろう」
「なるほどな、まぁ俺はあんたの作戦と指揮を信じるよ」
他の者達も共感している
「感謝する、作戦決行は一ヶ月後になる、それまでに兵を我々の元へ送ってくれ」
「おう!」
こうして、対魔王軍反撃作戦の会議も無事に終わった
国と街
この世界には国と街があるが、基本的にどちらもほぼ同じような物で、国は複数の種族が集まって出来ている集落、街は基本一つの種族によって成り立っている集落を指す。つまり、どちらも規模や権力はあまり変わらない
国や街にはそれぞれシンボルマークがあり、基本的にその国や街の街並みや、その国や街の象徴を元に作られている、普段は城壁などにシンボルマークの描かれた旗が建てられている




