表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
科学の知識で異世界旅  作者: 察知
獣人戦争

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/54

魔王軍会議

魔王軍の侵攻が始まってから一ヶ月、ラオトがこの世界にやって来る少し前の頃、採掘場の近くにある十災魔神の城の内部では十災魔神と魔王による会議が行われていた


会議室には、椅子に座ったゼノと机の上にいる豆粒サイズの小さなアリのような十災魔神、そして机に沿うように8つのそれぞれ違う模様が入った大きな水晶が並べられていた

「全員揃ったな、それでは会議を始める」

会議室の中心に置かれている、他の水晶に比べて一際大きく、魔王軍の模様が入っている禍々しい色の水晶から声が発せられた

「まずは採掘場の現状についてだ、ソポス」

それを聞いた机の上にいた小さな十災魔神が、机の中心に行き、見た目とは裏腹の渋い声で現状を説明し始めた

「魔水晶採掘場へ進軍を始めて一か月、ノクスとゼノの活躍により、大きな障害であった、精鋭兵一万五千人と精鋭部隊の隊長デゥアの殲滅、そして獣人の国の防衛大臣ヘロースを捕えることに成功した、しかし、ノクスがいなくなった隙を狙われ、前線が少し後退してしまった、情報によると獣人の国は、他の様々な国や街に対し応援要請を出しており、戦力を集め、近いうちに戦線を一気に押し返す作戦を立てている」

「へぇー、意外と獣人達もやるねぇ」

角が特徴的な悪魔のマークが彫られた、黒と紫が混ざったような色の水晶から、ノクスの声が発せられた

「ここまでは想定内だ、しかし、獣人達が応援を呼んだ範囲が想像より多く、獣人と仲が悪いエルフ族にまで呼びかけているらしい、これにより予定よりも多くの種族の対処を行わないといけなくなった」

「なるほど、つまり増援が欲しいって事だな」

コウモリがシルクハットとマントを纏ったような模様が彫られた、赤黒い水晶からヴァンの声が発せられた

「そうだ、事前の作戦ではプロクスとキオンが対処する予定だったが、ヴァンとドロトも追加する予定だ」

「何?私だと」

「そうだ、お前なら獣人達の増援候補にある巨人族に対抗できるだろう」

「巨人族、、、なるほどな、良いだろう」

「ドロトはどうだ」

「俺も文句はない」

「決まりだ、プロクスとキオン、そしてヴァンとドロトはこの会議が終わり次第、直ぐにここへ来てもらう、それ以外の十災魔神はいつでも増援に行けるよう待機するのだ」

「ソポス、話は以上だな」

会議室の中心に置かれた水晶からまた声が発せられた

「はい、作戦は以上です魔王様」

「分かった、それでは会議を終わる前にお前達に話しておきたいことがある」

そう言い、魔王は十災魔神に「あの魔法」を使う事を話した

「久しぶりですね、今回の者はどのような者になるでしょうか」

「うん、私も見に行きたいなぁ」

「ノクス、お前は持ち場を離れるなよ」

「もぉ、分かってるよ」

少しの間、十災魔神が各々話し、そして会議は終わった、次々と水晶の輝きが消えていき、最終的に部屋にはソポスとゼノが残された

「ソポスめ、持ち場を離れて今回の者を見に行ったりしないだろうな、、、」

「、、、」

「まあいい、ゼノ、お前も持ち場に戻れ、4人が来るまで戦線を維持しろ」

ゼノは頷き部屋を出て行った、その後ソポスが1人の兵を呼び、その兵の肩にのり、地下へと向かった、地下のとある牢屋の中には、両腕を切られ血だらけになった状態で縛られているヘロースがいた

「、、、、、誰だ」

ヘロースはゼノと戦っていた時のような勇ましい声ではなく、今にも消えてしまいそうな掠れた声をあげた

「初めまして、いや、一度戦場で会ったな」

ヘロースは聞いたことのある声に反応し、顔を上げた

「その声、、、あのため息の正体だな、、、」

「あぁそうだ、魔王軍の作戦を立て、実際に現場に赴いても、一切日の目を浴びれない哀れな十災魔神とは私の事だ」

「魔王軍の作戦、、、という事はお前がソポスだな」

「いかにも」

そう言い、ソポスは部下の肩から降りた

「なるほどな、通りで見つからない訳だ、それより、俺に何のようだ」

「そう身構えるな、ちょっとした暇つぶしだ」

「暇つぶし、、、、お前暇なのか?」

「あぁ、それはそれは」

そう言い、ソポスは部下を持ち場へ返し、ヘロースへ回復魔法をかけた

「、、、何故回復魔法をかけた」

「お前に死なれては困るからな」

「、、、そうか」

「それより、よく一人でゼノとソポスと戦おうとしたな、無謀もいい所だ」

「まぁな、けど俺だって、、、」

ヘロースが続きを話しかけた所、ヘロースのオレンジ色の目から光が無くなった

「今は獣人の国内でも色々あってな、魔王軍に戦力を割けたのは俺だけだったんだ」

「なるほど、獣人の国では、今何が起こっているんだ」

「あぁ、それはだな、、、」

ヘロースは獣人の国にとって重要な情報を色々と喋ってしまった

「なるほどな」

「他にもあるな、例えば、、、」

その後もソポスの尋問は夜まで続いた


























大軍師 ソポス


好きな物、有能な人材 知略戦

嫌いな物、勝手に行動する者 無視

職業、十災魔神

得意属性、毒


十災魔神どころか全魔人の中でも最も小さい魔人、その小ささ故、耐久力は全く無いが、その代わりに天才的な頭脳と周りをまとめるカリスマ性も持っており、魔王軍の作戦などの指揮をとっている。しかし裏方という役割とその小ささにより、基本的に敵に認知されておらず、その事を本人は不満に思っている

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ