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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

夏の来な処で君を語る

作者:裃 左右
 忘れられない、あの夏の日の約束。そして、君のいない今。

 都会での生活に退屈していた高校生・草下隼人《くさか はやと》は、ある夏、父親の故郷である山間の「水楢村」へ、不本意ながら移り住むことになる。
 そこで彼を待っていたのは、どこか浮世離れした美しい少年・夏生湊《なつき みなと》との運命的な再会だった。

 湊と過ごすうちに、隼人の脳裏に蘇り始める、幼き日の断片的な記憶。
 手を繋いだ温もり、秘密基地での他愛ない約束、そして、靄のかかったように思い出せない「何か」。
 なぜ、こんなにも大切な記憶を忘れていたのだろうか――?

 再構築されていく絆とは裏腹に、湊の周囲では不可解な現象が起こり始める。

 始まりは、かつてその祠に触れた瞬間から。
 そして、二人の運命は、再び取り返しのつかない方向へと動き出す。

「僕とずっと一緒にいるって、キミが願ったんじゃないか」

 蝉時雨の鳴り響く夏の村を舞台に、忘れられた記憶と禁断の約束が交錯する。
 少年の日の純粋な想いが、時を経て切ない恐怖へと変貌する、エモーショナル・ノスタルジックBLホラー。

 ――君を失ったあの夏から、俺は何度も、この「夏の来な処《くなど》」で君を語る。
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