雪が降る
さらさらとした雪が降る
カラッと乾燥した空気に揺られて重なる雪たち
ふと手に当たって溶けていく
冷たさを感じる間もなく溶けていく
気になって空を見上げると
小粒の雪が降ってくる
ふと顔に当たった雪に冷たさを感じた
顔は手よりも感覚が鋭いらしい
雪に気づかされたところで顔を下ろす
そこには足跡がない道が続いている
普段なら足跡があるはずなんだけど
ずっと雪が降っていたからなのかな
足を運ぼうとしていると次第に雪が強くなる
乾いた風に乗せられて体に雪がへばりつく
自分が歩いてきた足跡は消えていく
それほどまでに強い雪
ああ
どうしてこうなった
いつまでたっても
やりきれないまま
目標の途中で断念する要因はたくさんありますよね。
いわゆる挫折というやつです。
今回はその気持ちを詩という形で表現しました。