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××のした人生最大の失敗  作者: ジョリポン
7/7

エピローグ

「えーーーっっ!! またみくちゃん帰っちゃったの!?」

「もう。最近練習に参加してないけど一体どうするつもりなのかしら」

「でも仕方ないよ。あんな事があったんだから……」

「まぁ……そうだけど……」

 

 

放課後、矢岳高校屋上。

みくが今日も帰った事を伝えるとメンバーの後輩3人は黙りこんでしまった。毎日こんな感じのやりとりを繰り返している。

 

 

「……大丈夫だよ!! きっとまたそのうち練習に来るようになるよ!!」

 

 

結里がみんなを励ます。自分も心配だろうに。

そうして今日もまた練習が始まる。

 

 

 

 

「ワン、ツー、スリー、フォー、ワン、ツー、スリー、フォー」

 

 

それにしてもいつになったら参加するようになるんだろう。掛け声をかけながら考える。先生が言うにはとっくに状態は安定しているそうだから、あとはみく次第ではあるんだけど……

 

 

────────────────────────

 

 

夕方、総合病院。

 

 

「それでね、今日も結里ちゃんがね……」

 

 

カラカラカラ。西日がさす通路、1人の少女が車椅子を押して歩く。

 

 

「うん……それはそれは」

 

 

車椅子に乗っている────両腕両脚を失い、眼帯をつけた男は穏やかな表情で相槌を打つ。

 

 

 

 

 

他の人から見るとなんて不幸な、かわいそうな話だと思われるかもしれません。

 

 

 

でも。

 

 

 

私たちは今、幸せです。

終わりです。ありがとうございました!

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