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小話3。  作者: そぃ
1/1

サブタイって何?


ら、い、せ。


「アカリ」

「ん?」

「らいせ」

「・・・」

「俺もらいせ」

「・・・?なに?」

「そんなに照れなくても良いじゃないか」

「意味わかんない・・・」

「あの女と初めて会った時の事だよ。アカリさ、俺達のこと木の影から覗いてだろ?」

「別に覗いてた訳じゃないよ」

「その時に言ったじゃないか」

「・・・らいせ?」

「あぁ。あの時は不安にさせて悪かったよ」

「え?」

「心配しなくても大丈夫」

「えっ」

「俺はアカリ一筋だよ?」

「違うよ」

「え?」

「あの時は、さ、い、て、え、って言ったの」

「えっ」

「そういう勘違いって本当にきらい」

「えっ・・・」


レジスタ。


「華奢だ」

「いきなりなんですか、変態さん」

「これは酷い言い掛かりだ、俺的には誉めたつもりだったんだけどな」

「何せ、出会いが最悪でしたから」

「ごめんなさい・・・」

「悪い人で無いのは分かりますがね」

「照れちゃうぜ」

「印象は最悪ですが」

「ふふっ、でもね?君はまだ本当の最悪を知らない・・・」

「なっ・・・ほ、本当の・・・最悪・・・ですかっ!?」

「そうだ。今日はそんな無知な君に世の中にある最悪を教えてあげよう」

「いくつかあるんですか?」

「沢山あるぞえ」

「最悪って安売りされてるんですね・・・」

「但し、個人差があります・・・ふふっ」


レジスタ。


「私、きらい」

「初めて会った時もそんな事言ってたな」

「酷いですぅ・・・」

「ほら、ね?」

「ん?」

「はい?」

「今のとか、あざとい」

「「そうかなぁ?」」

「「あっ」」

「被っちゃいました、ね・・・?」

「そうだね、へへ」

「・・・きらい」

「そんな・・・」

「別に、可愛らしいじゃないか」

「可愛くないもん」

「そ、そうですよ!何言ってるんですかっ」

「・・・・・・」

「アカリちゃん、怖いです・・・」

「・・・ちっ」

「あっ、分かりました!嫉妬ですね!」

「ちっ」

「アカリちゃん可愛いぃ」

「ちっちっちっ」

「鳥さんかな?」

「ちっちっちっちっちっちっ」

「ちっちっちっちっちっちっ!」

「きらいっ!」

「好きっ!」

「うっ・・・」

「へへへぇ」

「・・・平和だな」


電気。


「街全体に電気を流せる施設があって、そこから各家に電気を流しているんです」

「へー」

「代表的なのはこの電球ですね」

「ん?あれ?それ、俺ん家にもあるぞ」

「え、アルベロにですか?」

「あぁ。部屋にある」

「んー・・・そうなんですね。自然大国と言われているから、こういった物は無いのかと思ってました」

「あそこにある冷やし器もある」

「あれは、冷蔵庫ですね」

「ボタンを押すだけで簡単に火も起こせるんだぜ!料理だって簡単だ」

「えぇ!?押すだけでですかっ。凄いですね!」

「トラディにはガスコンロって無いのか?」

「トラディにあるのは、電気コンロと言うやつで、火は出ないのですが加熱は出来るんです。それで調理をしますね」

「それも凄いな!」

「そうでしょー。でも、アルベロって自然大国と言うより色んな技術が交ざった混合大国って感じですね」

「よくは分からないが、まぁ、良いんじゃないか?便利ならそれで」

「はい、それもそうですね」


終わり。

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