side修一 00:34
「よし、ここまで来れば、大丈夫だろう。」
俺達はさっきよく変なやつに襲われて、アランさんと逃げてきた。
逃げている間に、俺は1つの疑問を覚えた。
姉さんはどこだろう?
姉さんはアランさんと一緒だったはずだ。けれど、あのときアランさんは1人で俺に声をかけた。姉さんはどこに行ったんだ?
俺はその疑問をアランさんに問いかけてみた。
「アランさん。1つ聞いてよろしいですか?」
「なんだ?あとその他人行儀はやめてくれ。なんだか変な感じだからな。」
「それじゃあ、アランさん、姉さんはどこに行ったんだ?」
「さん付けなのか…、まぁいいけどな。アマネは確か…、あいつは飲み物買いに行った。多分、今頃俺を探しているだろうな。…おっと電話だ。」
俺達の会話を遮るように携帯電話の着信音が鳴り響く。俺はそれにちょっとした苛立ちを覚えた。それを察したのか、茜が声をかけてきた。
「大丈夫だよ、シュウちゃん。あの人は絶対に無事だよ。」
走って疲れているはずなのに、俺を笑顔で励ましてくれる。
「ありがとう、茜。少し気が楽になったよ。」
「どういたしまして。」
いつだってそうだ、彼女の笑顔を見ると安心できる。
「アマネ!無事だったか。」
「え。」
意表をついた発言に俺は間抜けな声をあげた。
「今は…、住宅街付近だ。お前の弟とガールフレンドも一緒にな。」
ガールフレンド…、茜のことかな。
「ああ、わかった。それじゃ、また後でな。何かあったら連絡する。」
そうして彼は電話を切った。
「おい、喜べ。アマネが無事だったみたいだぞ。」
「そっか!無事だったんだ~。よかったね、シュウちゃん!」
「ああ、ああ!」
よかった、これで一安心だ。あのよくわからない奴がいたけど、なんとかなったみたいだな。
「さてと、俺達は安全な場所を確保するぞ。この辺りは住宅街がある。家に入れさせてもらおうぜ。」
「そうだな、行ってみよう。行こう、茜。」
「うん。」
しばらくはこの辺りで安全を確保することを考えよう。
そろそろ時間の進みを多くしようと思います。




