side 天音 00:41
登場人物紹介
秋野 茜 17歳 高校生
修一の幼なじみ。小学校の頃からずっと一緒にいる。生まれつき体が弱くよく入退院を繰り返していた。そのため友達はあまり多くなく、話し相手は家族か修一、天音ぐらいだった。幼い頃から自分を助けてくれた修一に好意を抱いている。
「すいませーん。誰かいませんか?」
私は今、先輩達と合流しようとして途中の、ファーストフード店で軽い食事でも摂ろうと思ったけど。
「誰も居ない?」
いや、よく考えたらテロが起きたから、店員がパニックを起こして逃げ出すのも当たり前ね。
仕方ない、勝手に店の奥に入っちゃおう。
私はそうして店の奥に進んでいく。
後ろから忍び寄る影に気付かずに。
「あら?これは、え?きゃああ!」
私は血がこべりついた包丁を発見した。正確には血がこべりついた包丁を持った店員の死体だ。近くにも死体がもう一つあることから感染者と戦ったのだろう。
ここは危険だ!
本能がそう告げる。私は振り返って店から出ようとした。その時私は感染者が店に入っていたのを初めて知った。
「いつの間に!」
こうなったら戦うしかない。今あるのは…、さっきの包丁ぐらいね。こっちの近くに来るまで待ちましょう。
私は感染者が近づくまで待った。感染者との戦闘経験はある。有効な武器がなければ近づいて来るまで待つしかない。
5分ほど経過しただろうか、奴が手が届きそうな位置まで近づいて来た。
今だ!そう思った私は奴の頭を掴みそのまま床に叩きつける。そして包丁を頭におもいっきり深々と刺す。そのまましばらくすると動かなくなった。
感染者の弱点は頭部だ、他は効果が薄い。
「ふぅ、危なかった。」久しぶりだけどなんとか倒せたのは幸運だった。
「さてと。」行かなくちゃ。相棒である先輩と愛する弟と未来の義妹茜ちゃんが待ってる。




