sideアラン 00:31
登場人物紹介
アラン・グライムス 28歳 フリーカメラマン
特ダネを求めてこの都市にやって来たフリーのカメラマン。
周防 天音とコンビを組んでおり、彼らは世界に存在する様々な真実を世間に公表している。
従軍経験があり、カメラマンになったのも戦争の悲惨さを世間に伝えるためである。
「先輩、もう、大丈夫じゃ、ない、ですか?」
走って逃げてきたからか、アマネが息を切らして途切れ途切れに喋る。
「ああ、そうだな。」
「ちょ、ちょっと飲み物買ってきますね。何がいいですか?」
「スポーツドリンクをくれ。」
「わかりました。それでは行ってきます。」
そう言ってアマネは飲み物を買いにいった。正直、自動販売機をぶっ壊して飲み物を盗んでいってもいいが、さすがにそんな道具と体力はない。
そんなことを考えていると見たことがある二人組を見つけた。確か片方はアマネの弟だな。何してるんだ?って感染者に話しかけていやがる!
「馬鹿野郎!そいつから離れろ!」
「アランさん?」
こっち向きやがった!それどころじゃないのに!あいつが今にも掴みかかろうとしている!ヤバイ!
「シュウちゃん危ない!」
「うわっ!何しやがる!」
かろうじて避けたな。危なかった、あの少女がいなかったらと思うとゾッとする。
「こっちだ、早く!」一刻も早く安全な場所を探さねば。
俺は彼らを連れてその場所から離れた。
飲み物を買いにいったアマネのことを忘れて。




