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side修一 11:33
やってしまった。人を…人を殺してしまった。助けようとして慣れない銃を握ったが、助けられなかった上に俺自身の手で止めを指してしまったのだ。
怖い、どうしようもなく怖い。震えが止まらない。
「シュウちゃん」
茜が俺の名前を呼んで近づいて、座り込んだ俺を起こそうと手を差し出した。俺からは手を差しのべているように見えた。だが…
「来ないでくれ!」
今の俺は人殺し同然だ。俺は手を払い除けて走って逃げ出してしまった。
「待って!シュウ!」
「シュウちゃん!」
茜とヘレンが後ろから声をかけてくるが、無視して走り去る。今の俺は茜達とはいられない。少し乱暴だが、今は一人になりたかった。




