side ヘレン11:23
更新遅れてすいません。それではどうぞ。
叔父さんは何の専門かわからないけど、科学者を自称していた。私は記憶をなくしていたから、本当は何の職業に就いてるかわからない。けど叔父さんは仕切りに何かの専門書を読んで、自室で実験をしているのを見た。だから多分研究者か何かかと思った。そして人に言えないような研究をしているとも思ったんだ。
多分、叔父さんの部屋には研究したものがたくさんある。そう確信していた。
「これは…なんでここにあるのよ?」
でも、UD研究のことが書かれた日記が置いてあるのは予想外だった。
"20XX年 3月13日
UD研究は失敗だ。あの博士が狂って、兵器に転用しようとした。
だがせめてこの私の研究していた分のUDウィルスだけでも博士に見つからないようにしなくては。これがなくてはワクチンが造れないからな。
4月2日
あの博士ついに人体実験にまで踏み切った。もうだめだついていけない。私はもうこの研究に関わらないことにした。なぜ博士はああなったんだ。確か息子さんが軍に入って縁を切ってからああなったような…。
20XX年 8月1日
あの博士の研究がカメラマンに潰されて数年、明日はこのアトランティスの10周年記念祭らしい。明日はヘレンが家に来るし、そろそろ真実を伝えておくべき"
とここまでしか書いてなかった。血がついていたりもしたことから何かあったことは想像できた。
「叔父さん…」
なんでそう呟いたのかわからない。けどたった一人の家族だから心配だった。
でも、真実ってなんだろう?気になるなぁ。
そのときに思い出した。一度この部屋に入ったときに、ある日記を読もうとした。そうしたらいつもよりひどく叱られた。きっとあの日記に全て書かれているはず。
アタシはその本を素早く見つけ、ペラペラとページをめくった。そうすると栞のように薄い紙が挟まったページがあった。
そこには全てが書かれていた。アタシの秘密、アタシという存在その全てに関することが。
「いやだ、いや。嘘…嘘だそんなこと。あり得ないじゃない」
信じられなかった。嫌だった。嘘だと信じたかった。
「アタシが…アンドロイドだったなんて…」




