表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/28

side ジョージ11:12

登場人物紹介


レイ・マッケンジー 25歳

特殊事件担当部隊の第1班隊長。基本的に優男だが、時折凄まじい威圧感を感じさせる人物。

ジョージとはハイスクールからの友達で、軍に入隊してからもそれは変わらなかった。

20XX年8月3日 感染者に襲われ死亡した。

増援のテロ鎮圧部隊アルファチームと、医療班を乗せたVTOLが到着して3分後。レイの遺体を乗せてVTOLが飛び差っていった。今は簡易司令部を設立している。

「なぁ、ジョージ。」

作業中に怒りをこらえたような声でユーリが話しかける。

「どうした、ユーリ。」

「俺は、今回の事件の首謀者を絶対に許さない。必ず、必ず俺の手で捕まえてやる。」

ユーリの決意は固いようだ。…正直俺だって同じ思いだ。レイはハイスクールの時からの友達だ。軍に入隊してからも、それは変わらなかった。その友達を目の前で殺されたのだ。許せない気持ちもあったが、さっきのレイの殺され方に疑問があった。「突然だが、何でレイを殺した奴は、噛みつくなんて原始的な方法を使ったんだ?普通は殴ってきたり、銃を使ったりするんじゃないか?」全員に問いかける。

「そういえば、確かに。なぜだ?」

全員があらゆる可能性を模索していたその時に遠くで爆発音がした。

「なんだ!?」

「くそっ、今度は爆破か?」

アルファチームの隊長が俺達に命令を出した。

「先発隊のお前たちは爆発音がしたと思われる場所へ行け。我々アルファチームは先に住宅街で生存者の救助に向かう。そして、ジョージ。お前が自分の隊の隊長をやれ、階級は一番上のはずだ。」

「了解。みんな聞いた通りだ、行くぞ。」

俺達は爆発の正体を確かめるために、駆け足で向かった。


~10分後~


「…こいつは、まさか。」

爆発音の正体は、レイの遺体を乗せていたVTOLが墜落し、爆発炎上していたものだった。

「一体何があったんだよ?」

ユーリが近づいて、観察している。

「うぅ、あぁ。」

うめき声がした。

「誰か生きてるのか!?」

声がした所にユーリが向かう。それに俺も続いた。

だが、トモノリだけはある一点を見つめたまま立ち尽くしていた。

「大丈夫か…っ!」

「どうした、ユーリ…っ!まさか…嘘だろ。」

信じられない光景がそこにあった。

「レイ、生きてたのか?」

下半身を破片に押し潰された、レイがそこにはいた。さっき死んだはずのレイがうめき声をあげていた。

「レイ…。」

ユーリが近づいて破片をどかそうとするが、俺は違和感を感じた。

レイはどうして、ユーリを掴もうとしているんだ?それに下半身が繋がってないように見える。

さっきからレイはユーリを掴もうと何度も手が動いている。俺は危険を感じた。

「ユーリ、やめろ!助けるな!」

本能の赴くまま命令を出した。

「なんでだよ!ふざけるな!」

当然の反応だった。仲間が助けを求めているのに、助けないなんて変な話だ。だが。

「ふざけてなんかない!レイをよく見ろ!」

「なんだよ、一体。…こいつは!」

気づいたようだ、下半身が繋がってないことに。

「なぁ、レイはどうしちまったんだ?」

「わからない。…一体何がどうなっているんだ?」

俺は今回の事件は、いつもとは全く違う、新しいタイプだと実感した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ