side ヘレン07:18
更新遅くなりました。あとヘレンのキャラがぶれてる気がします。
やっぱり眠れないなぁ。
昼間にあれだけ眠っちゃったからかな。
気分転換に外に出ようとしたら自殺行為だ、って言われたから、今ベランダにいる。外には例のゾンビとかいうのが徘徊しているのが見える。
「おい、誰かいるのか?」
「いるわよ、アタシが1人で。」
突然、後ろから誰かが話しかけてきたが、聞き覚えのある声だから驚かない。
「アンタも眠れないの?シュウ。」
「まぁそんなとこだよ。」
話しかけてきたのはシュウだった。彼はなんかよくわからないけど、悪い人じゃなさそう。
「お前も眠れないのか?」
「まぁね。」
「そういや、突然だけど、叔父さんはどんな人なんだ?」
「アタシの叔父さんは、優しい人だよ。両親と記憶をなくしたアタシを、何の見返りもなく、一年間面倒をみてくれたんだ。」
「…叔父さんのことより、記憶喪失と両親を亡くしたことが気になるんだが。」
「あれ?言ってなかった?」
「初耳だよ。」
おかしいな、言った記憶があるけどなぁ。まぁいっか。
「じゃあ一応言っておくよ。アタシは一年ほど前、事故で両親を亡くしたらしいの。」
「らしいってどういうことだ?」
察してほしいな。
「全部叔父さんから聞いたことだからよ。その頃より以前の記憶がないから、両親がどんな人かすら思い出せないけどさ。ちなみに、アタシの記憶喪失は、両親の事故の時のショックが原因らしいよ。」
「それも叔父さんに聞いたのか?」
「うん。」
「……。」
「……。」な、なんか空気が重くなったわね。こんな話するべきじゃなかったかも。
「…なんか悪いな、辛いことを聞いちゃって。」
「いや、謝らないでよ。アタシが勝手に話したんだし。…そ、そんなことよりさ、シュウの話をしてよ。」
するとシュウは驚いたような顔をした。
「俺か?面白いことなんてないぞ。」
「いいの、アタシが自分のこと話したのに、そっちが話さないなんて不公平じゃない?」
少し悪戯っぽい笑みを見せていたかな。
「…わかったよ。けど、本当に面白くないぞ。」
そういうと彼は幼馴染みの茜との思い出を語り始めた。
まだまだ夜は長いから、少しくらい夜更かししても大丈夫よね。
~一時間後~
「なんかもう眠いな。」
「ふぁ~ぁ、そうね。じゃあもう寝ようか。」あくびが出てきた。
「それじゃおやすみ。」
「うん、おやすみ。」
別れて自分の部屋に戻って寝ようとした。
けどシュウはあの男が死んでいた部屋を見て、一歩も動かなかった。
「何やってんの?早く自分の部屋にもど…むぐ!「しっ!静かに!」
いきなり口を塞がれた。え、何、何する気?
「ちょっと黙ってろ、ゾンビがいる。どっから入ったか知らないが、早くアランを呼んでこい。俺じゃ対処しきれないかもしれない。」
無言で頷く。
「じゃあ早く行ってこい。」
アタシが行こうとした、その時だった。奴がこっちを振り向いた。
「シュウ危ない!こっち来るよ!」
奴がこっちに近づいて来る。
「くそっ!見つかったか!早く行け!」
「シュウ、死なないで!」
私は近くにあった電気スタンドを片手に殴りかかるシュウを背に、アランを呼びに行った。
どうか、シュウが無事であることを祈って。




