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レイカノ。~『霊(アレ)』に好かれてから、俺の人生が180度変わった件~  作者: すみ いちろ
序章 始まり……。『ウィズ ファントム ハート』
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出して……。




「朝飯、朝飯……と」



 エレベーターを出て、向かって左手側奥の扉を進めば、食事を給仕してくれるラウンジがある。


 無料サービスだ。

 と言っても、それも宿泊(ホテル)代込みなのだろう。


 宿泊客は男が多いが、時折、場違いな若い女の子が出入りしているのを目にする。


 アレ、なのか……?


 ホットパンツといういわゆる股下(またした)が極めて短い女性用のショートパンツ。

 2月の最も寒い季節にもかかわらず、(ツヤ)のある太ももを足首まで露出させて、明らかに若い女の子が、胸の谷間を「たゆんたゆん」させて歩いている。


 俺のボロアパートでもそうだったが、このホテルでも壁が薄いせいか隣の部屋からアヤシイアノ声が、よく聴こえていた。


 アレ、なのだろう……。


 朝から、たまらない気持ちになる。


 「たゆんたゆん」揺れる若い女の子の歩く姿を、つい、目で追ってしまった俺は、突き刺さるような視線を(そば)で感じてハッとする。



「へぇ……。あんなのが、良いんだ?」



「え? な、なに? 何のこと?」


 

 (とぼ)けた俺の目に、メイド服姿のアレなはずの彼女が、リアルなぐらいに色濃く強くハッキリ目に映る。


 アレなはずの彼女だが、彼女自身の感情が高まると、より一層リアルに霊感(センス)の無い俺の目にも、可視化出来ると言うことなのだろうか?


 「たゆん」と揺れるメイド服姿の彼女のアノ部分が、より輪郭を際立たせ、さっきの若い女の子よりも「たゆんたゆん」して揺れているのが分かる。



「むぅー。なんか()な感じ! 私の方がアノ()よりも若いし、おっきいんだから!!」



 たゆん──


 

 ──俺の目の前で揺れるアレなはずの彼女のアノ部分。



 たゆんたゆん──



 ──彼女のおっきなアノ部分が、ひときわ大きく「たゆんたゆん」して揺れている。



「うっ……。ご、ごめん。き、君の方が、おっきいよね?」



 頬を赤く膨らませたアレなはずの彼女。

 彼女のアノ部分も、俺の目の前でより大きく膨らんでいるように見える。



「もう! 触らせてあげないんだからっ!!」



 ドキッとする。

 

 アレなはずの彼女だが、逆に言うと、俺に触らせてあげようと想ってくれてたのだろうか?


 朝から、何て変態な会話の遣り取りを、アレなはずの彼女としているんだろう。

 しかも、彼女の姿はアレなので、ほとんどの人が、()えていない。

 

 他人から認識される俺の言動は、より一層の変態度を、増しているに違いない。

 

 しかしながら、メイド服姿に着替えたアレなはずの彼女の「たゆんたゆん」と揺れるアノ部分を、目の当たりにした者ならば、固くなってしまうのは人として当然の反応と言える。誰であっても。

 正常値の範囲内であり、決して社会的一線を超えている訳ではない。


 例えそれが、女性であってもだ。

 男であれ女であれ、人は皆、ある刺激に対して分け隔て無く、身体的反応の高ぶりを従順に示す。


 それは、アレなはずの彼女と言えども、同じことなのではないだろうか……?


 

「あ、またなんか変な妄想してるぅ? 君ってかなりの変態だよね?」

 


「し、してない……!! な、なんで分かるの?」

  


「言ったじゃん? 伝わるんだよ?」



「何が?」



「それ……」


 

 俺との会話の最中にもアノ部分を「たゆんたゆん」揺らすアレなはずの彼女。

 彼女のツインテールが、彼女の胸の谷間にかかり、俺のズボン下へと顔を寄せる。



「ほら。ここ……」



「あ……。うっ……」



 ズボン下で居心地の悪くなった俺の大事な部分が、行き場をなくして息苦しそうにしている。



「出して……」



「え……っ?」





挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)



七海糸さんが、描いてくださいました! 本作ヒロインのFAです!!


七海糸さん!! 本当に、ありがとうございますっっっっっ!!!!!!!!(*´▽`*)(っ´ω`c)(∩´∀`∩)♡♪☆彡









 











 



 

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― 新着の感想 ―
[一言] いやいやいやいや!! ラスト……さ、さすがに(*ノωノ)
[良い点] アレが増えましたね( *´艸`) いやぁ、朝からたゆんたゆんに包まれて幸せです♡ えっ!触らせてくれるの\(//∇//)\? 自分をかなりの変態だと思ってましたが、それは普通だとすみさまが…
2022/02/28 07:02 退会済み
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