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第1話 絶望

俺、神谷涼かみやりょうは今日から名門校の夕凪高校に進学する。

俺は支度をし、だらだらとテレビを見て、家を出た。

今日から男子校か、まあ適当に楽しくやれたらいいかな。

と思いながら通学をしていく。


俺はなぜ男子校なのかと言うと、重度な女子嫌いなのだ。

コミ症な上に女子嫌いと言うコンボで中学は休みがちになっていた。

受験で猛勉強をし、なんとか名門校に受かったと言う訳だ。

学校は家から徒歩10分と割と近い。


学校へ着き、自分の教室へ入った。

だがまだ30分前、まだ誰もいなかった。

まあいい、30分寝るか。

と眠りに入った。


ガラガラと音が聞こえ、俺は目が覚めた。

辺り一面を見回すとありえない光景が広がっていた。

なんだこれ...女子?!

そう、辺り一面には女子しかいなかったのだ。

なんでだ...体が震えてくる。

ここは男子校だぞ!

これはおかしい!

すると隣の席にショートの赤髪の女子が座って声をかけてきた。

この時俺ははっきりと内容を覚えていない。

だがこれだけは覚えている。

今年から男子校じゃなくなったよ!と...

そこから意識がない。



目が覚めた時には保健室にいた。


俺気を失っていたのか。

保健室の時計を見る。

2時!?

もう学校終わってるじゃないか!

そう、今日は12時で学校は終わりなのである。


くそ...帰るか...


とりあえず親に聞こう。


俺の家族構成はお父さん、俺のみだ。

俺のお母さんとお父さんは離婚して、俺はお父さんと今は暮らしている。

ちなみに俺のお父さんは夕凪高校の校長。

流石に学校で聞こうにも迷惑だと思い、家で聞くことにした。



家について、7時ごろにお父さんは帰宅した。

ガチャ、俺はすかさず玄関に向かう。


「お父さん。なんで、男子校なのに、女子しかいないんですか!」


「おぉ、慌てて玄関に来たと思えばそのことか」


「そのことかじゃなくて、重要ですよ!なんでですか!」

お父さんは笑みをこぼしながらこう答える。

「今回から共学になったんだよ。あと共学でも男子がいないのはお前以外は全員受験で落ちてな、今年はびっくりしてしまったわ」

おれはその言葉を聞き、絶望していた。

「え...」

明日から俺はどうすればいいんだ。

女子に話しかけられただけで気を失って保健室に行った俺を...

「あとお前には将来あの学校の校長になってもらうのを覚えているな?」


俺はかすれた声で返事をした。

「はい...」


「それには将来のパートナーも必要な訳だ。だからあの学校で3年間で将来の相手を決めてきてくれ。決めれませんでしたなど言わせんぞ」

真剣な顔をしながら言ってきた。


なんでだよ、俺には無理だよ...3年間で将来の相手を決めるとか...

「考えさしてください。お父さん」

と言い俺は自分部屋に向かった。


ベットにジャンプをし、頭を抱え、真剣に考えた。どうやって女子と仲良くなるか、コミ症、女子嫌いをどうやって直すかをひたすらに考えた。

そうしたらいつのまにか眠っていた。

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