表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いつか貴女を倒したい。  作者: 真愛
4/4

幼少期 1

色取り取りの花が咲き誇る庭園に一人の女性が座り込みなにかを呟いている。

「掛けまくも畏き受売命大神 此乃地此乃神籬に天降りませと恐み恐みも白す…」


はじめまして、私はエルナスと申します。ここリナード村の教会で司祭をさせていただいております。只今ウズメでは(地球と捉えてください)魔王が復活しました。現在は完全に復活しているわけでは在りませんが民は怯え、動物は震え、このままでは世界は滅亡に向かって行くことになってしまいます。その為、昔から伝わる伝記を用いて勇者召喚の儀式を行っている最中でございます。

え?司祭?巫女じゃなくて?って思いますか?

いいんです。異世界ですし、日本でないですし。


と言ってる間に終わります。

辺り一面が目映い白い光に包まれ、視界が奪われてから暫くの事、目が慣れ始める頃には前方に何者かが佇む気配が感じられます。

勇者きたー♪と内心ではガッツポーズ。

恥ずかしいので言いませんが、完全に目が慣れ、その御身をいざ拝見させていただきます♪

・・・

・・

え?子供がたっている?勇者様は?

・・

失敗か…伝記に記載されてる内容に何か誤りがあったのか、何か足りない物が在るのか。何処かの村落の子供を呼び出してしまったみたいだし、身元を確認して送ってあげないとなぁ…遠かったら面倒臭いなぁ。。まぁ、私がよんだんですけども。


「え~と、僕ちゃん?お名前はわかるかなぁ?」と笑顔を絶やさずに尋ねる。


「は、はい。伊藤 元と言います。よ、よろしくお願いいたします。」と律儀にお辞儀をしてくる。


よろしくねぇ。何をよろしくするのかしら?最近の子供はませてるのかしら?とその時はそんなことを考えていました笑


「いとう はじめくんね?聞き慣れない感じだけどももしかしてパジャ(東にある孤島)の出身かなぁ?」


「いぃえ、違います。日本という違う世界からやって来ました。」


え?異世界?勇者きたー?って子供だよ?

いや、待て待て、見た目は子供でも実は大人なんていうコ○ンみたいな展開があるかも?

異世界にコ○ンがあるのかって?答えはノーです。。それはさておき…


「コ○ンくん、じゃなくて、はじめくんは失礼ながらおいくつになられるのでしょうか?」と礼節をもって尋ねる。


「六歳です」ど両手を用いて教えてくれる。


餓鬼じゃねーかーふざけんなよ神。と失礼致しました。神様に仕える司祭として失礼なこと一切合切思っていませんよ。うん、本当に。


とりあえず勇者。子供だけども勇者は勇者。うん、何とかなるよね?多分…


このあとはどうしようかぁ…司教様に要相談だね。


続く

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ