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勇者になりたての英雄伝!(仮)  作者: やみのゆい
6/7

勇者、晴れない疑問

「シ、シスター!?」

そんな声が響いた午後6時半

オレンジ色の夕焼けが綺麗に染まるなか俺の声だけが木霊した。

「皆のアイドルー…シスターだお☆」

「そんなこといいから家返せよ!…てか教会どうした!神父は!?」

教会どうしたんだよほんとになんでいるんだ。と思っていたらシスターが喋り出した

「神父は仕事してますよ!村人にオススメのギャルゲ教えてます!!!」

「神父何してんだよ!神父一切仕事してないよ!教会ってギャルゲ教えるとこじゃないだろ!?」

神父!?まさかの神父どんなことしてんの!?

明らかにおかしいだろ、何してんだよほんとに。

「でも…」

シスターが呟いた。とても重要そうに…。

「最近はギャルゲよりもエロゲのほうが好きらしいですよ☆」

「だから神父なにしてんだよっ!」

もう…あの村おわったな…俺の故郷が…。

「そうそう。勇者さん…勇者さんが絶対喜ぶものを持ってきましたお!」

おってなんやおって。ちゃんと喋れお…あかん!?口調移ってしまった!やるなシスター…そんなことを思っているとシスターが

「では目をつぶり両手を出してください。」

と言った。

俺は言われた通りにした。

そうするとシスターは俺の両手になにか持たせた。

「目を開いて確認してください。」

シスターにそう言われたので目を開いた。

そうすると見覚えのある形の家のフィギュ…

「ってこれ、お前にぶち壊された家のフィギュアかよ!」

「はい!上手でしょーうまいでしょー」

と目をキラキラ輝かせながら言った。

あんなに目を輝かされたらいらないなんて言えない…と思っていると向こうから声が

「おーい、勇者ーーその人誰だー?」

と格闘家が叫んだ。

なんていえばいいんだろ、どう説明すればいいかわからない。

「シスターだー」

取り敢えずどういう人か叫んで教えた。

そうすると格闘家が遠くでシスターに向かって一礼した。

意外と律儀なんだな、そう思っていると魔法使いが

「シスターはん、よろしゅーなーー」

と叫んだ。てかこっち来ればいいのに…あ、そうそう。なんでここにいるか聞くの忘れた。

「シスター。なぜここに?」

そうするとシスターは

「その質問を待ってました!」

と自慢げに言うのであった…。


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