勇者に迫る危機
「くらえ!ウォーターパニッシャー!」
「ふっ、まだまだね」
戦士と格闘家が水鉄砲で激戦を繰り広げてく。
なぜこんな状況かというと、戦士が仲間になったあとそのまま歩き続けていたら湖があったというわけだ。
「おーい!勇者もやろーよー!」
仕方がない…さて、俺も遊ぶとするか!
「わかった!」
そういって俺があいつらの元に行こうとすると、格闘家がバケツを構え…ん?バケツ?
「くらえ!!水鉄砲!!!」
と言いながら投げるモーションをとり…
「まて!それもはや水鉄砲じゃない!?あたったら痛いから!」
「大丈夫!水入ってないから!」
「水入ってないならもはや水鉄砲の「み」の人文字も入ってないよ!?」
やばっここは逃げよう!ダッシュだ、今なら間に合う…はず!
「てか魔法使いはどこ!?おい!魔法使い!!いるなら助けて!」
「…zzz」
「寝てる!?気持ち良さそうにすごい寝てる!?」
っく…こうなったら真横に飛び込むしかない!
格闘家が投げた瞬間に俺は飛んだ
すると格闘家が
「…あ、手が滑った」
と言った。
するとバケツは気持ち良さそうに寝てる魔法使いの方向に…
「…っごふ!」
バケツは綺麗に魔法使いの顔面をとらえた。
「て、てへ☆」
格闘家のその声が静寂な空間に残していった
魔法使い撃沈10分後
格闘家がものすごい勢いで魔法使いに謝っていた。
「ほんとごめん!悪気はなかったんだよ!」
「まぁ、すぎたことはしゃぁないわ、仕方ない許してやろう」
魔法使いがその言葉を告げると格闘家が目を輝かせながら
「ありがとう!!」
と言った。
「平和だな…」
俺はそうつぶやき、湖を見つめていると何処かで聴いたことある声が…
「楽しそうですね、勇者さん」
こ…この声は
「シスター!?なぜここに!!」
彼女の笑みが俺の心を動揺させるのであった…