表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺にチートはないようです。  作者: 滝Daisuke
2/10

努力

努力未来a beutiful star

村井がこの世界に来ている。しかもこの世界の半分を支配している魔王軍に対して転生以降大ダメージを与え続けている。



魔王軍なんてのもあるのか。いやそんなことより、いるのか。そうか、あいつがこの世界に

会いたいな、それですまん、死んじまった。って

あいつは笑うだろうか、あぁ、本当に会いたい。それであいつとこの世界を回れたらどれだけ楽しいだろうか。

でも、あいつは強いらしい。そして、魔王軍と戦っているらしい。俺と一緒にいたら足手まといになるのだろう。

嫌だな。それは嫌だ、あいつに迷惑はかけたくない。それでも、会いたい。だったらどうする。

ギルドカードを見る、スキル、オーバーテイカー。うってつけじゃないか


「俺も、強くなろう」

それは誓いだった

それは覚悟だった


それは、呪いだった












「え、冒険者、ですか?」

「はい」

「え、え、でも。てっ適正はEですよ!?最低ですよ!?」

「構いません」

「死ぬかも、しれないんですよ?」

「覚悟の上です」

あいつに会えず死ぬなら、俺はそれまでの男だ。

「わかり、ました。ですが、冒険者だけは、不用意に死者が出ないような試験があります」

「なんでしょうか」

「低級モンスター、ゴブリンの三体の同時討伐です」

「それはどれくらいの難易度なのでしょうか」

「各ステータスがD以上あれば余裕でクリアできる範囲です。ですが、ヒロキさんのステータスになると、厳しいかと…」

「なるほど、それはいつでも受けられるんですか?」

「はい、この協会の地下に幽閉しているので、申請すればいつでも」

「わかりました、じゃあ準備したら。来ます」

「わかりました、…お待ちしております」









泊まる場所は、ギルドが運営がしている宿屋が無料で使えるようだ。飯もなく、環境も酷いが。今の俺からしたらとてもありがたい


ギルドは短期のバイトの仲介もやっているようで、そこで土木作業を受けた、肉体労働である。

初日のバイトが終わった後、俺は死んだ。もちろん比喩だが死んだように眠った。土木作業など生前ではやったことはない。


一週間もした頃、少しだけ余裕が出てきた、その日から筋トレ、走り込みを始めた。

腕立て五〇回、腹筋五〇回、ランニングは体力の尽きるまで

これから回数を増やすつもりだ


二週間もした頃

ステータスが上がった、攻撃力と速さがDになった、スキルは伊達じゃないようだ

これで試験は突破できるだろうか、できるかもしれない、でも足りない。冒険者としてやっていくには足りない。

腕立てと腹筋を三セットにして、ランニングを10kmにして木刀、もといその辺の棒の素振りを始めた。

毎日走っていると、国で目立っている奴も分かってくる、ユグレイさんの言っていた灰色の布の連中が喧嘩、万引き、誘拐。などやりたい放題している。この国の警察は一体何をしているのだろう、助けてやりたい気持ちもあるが、今の俺が言っても奴らが手に入れる金が増えるだけだ。もっと強さがいる。

強さで思い出したが、魔術は使えるのだろうか、図書館で調べてみると

魔術には2種類あるらしい

オドを使う物かイドを使う物

ようは自然の魔力を使うものと体内の魔力を使う物

違いがあるならば、呪文を唱えるか、頭の中でイメージするか

元々は呪文を唱えるしかなかったらしいが。

とある魔術師が体内の魔力を排出をすることでイメージで魔術を使う方法を解明。その圧倒的楽さからイメージ方が普及、いまでも呪文法を使っている人はいるらしいが、少数派らしい

それでも、呪文方にもメリットがある。魔力がなくても使える。これはでかい、しかし

[自然よ、魔力は満ちて、我が腕に収束せよ、腕よ、魔力を回せ、魔力よ、火となり爆ぜろ]

長い、戦闘中に唱えるのはきつい、が覚えて損はないだろう



三週間がたった

そろそろいいだろう

俺はギルドに向かった


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ