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東京へ――

 Side 藤﨑 シノブ


 一階に戻って外に出ると敵の第二陣と早速戦闘になっていた。


 谷村さんが暴れ回っている。


 具体的に言うと目にも止まらぬスピードで次々と相手の意識を刈り取って行っていると言う早業だ。


 撃ち漏らしが迫るが黒井 リンカさんが銃弾を撃ち込んで倒していく。

 本人曰く「スタン弾」だから問題はありませんとの事だ。

 本当に?


「敵は何を考えてやがるんだ? 日本の町中でこんな派手にドンパチやって」


「それがあいつらの目的だからさ。詳しい事は谷村に話してある。この娘を連れてさっさと行け」


「・・・・・・分かった」


 との事だった。

 東条さんを連れてこの場を後にする。



 東京へ向かう事になったが問題は移動方法だ。


 新幹線や航空機を使うと襲撃された時大惨事になるからだ。

 夜行バスとかも危ない。

 

 魔法を使うと目立ちすぎる。

 

 大阪から東京までの約500kmまでの間をどう移動するか?


 意外な解決方法でクリアした。



 秋葉原 某雑居ビル 事務所。


 一端大阪の日本橋まで戻り、そこからワープしたのだ。

 仕事の関係やら趣味やらで谷村さんは個人的に大阪日本橋と秋葉原を繋ぐワープゲートをあの雑居ビルに作っていたのだ。


 事務所の内装も大阪日本橋とそう変わらない。

 取りあえず東条さんの体力が限界なのもあり、寝かせて話はまた明日と言う事になった。


 コンビニなどに立ち寄り食事を済ませる。

 親には適当に「友達のウチに泊まる」と言っておいた。

 谷村さんも同じ手口を使ったらしい。


 僕達もとりあえず事務所内部で休憩することにした。


「全くこんな大騒動に巻き込まれるとは――呪われてるのかな」


「いや~僕も驚いているよ。ハリウッド映画の世界みたいだね」


「で? これからどうするんですか?」


「取りあえず東条さんの両親の救出と、東京を救うためのミッションを行わなければならない」


「東京を救うか・・・・・・それだけヤバイ事件なんですかこれ?」


「うん。大勢の命が掛かっている」


「そか」


「おや、アッサリと信じるんだね」


「完全武装のテロリストやらドローンやら、パワードスーツやら出てきたんですよ? 挙げ句に戦闘ヘリまで・・・・・・完全にヤバイ連中ですよねこれ」


「うん、ヤバイね。都市伝説とか国家陰謀論とかに出てきそうな連中だよ。本来ならG.○,ジョーとかが戦う相手だよこれ?」


「と言うか敵の正体も目的も掴んでるですね?」


「まあね」

 

「・・・・・・はあ。詳しいことは明日のお楽しみにして今日のところは寝ましょうか」


「うん。観光は諦めてね」


「だよね」


 そして僕達は眠りにつくことにした。

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