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91:セブのクエストが終わったと思ったら

セブのクエストをクリアした話


 ――セブで受けたクエストの続き、カズ達を呼んで戦った後、ボクが見つけたのは実験施設のような地下室で……そこでボクは理解をした。この泣いてる子の身体がある場所を……


 「血みどろじゃなきゃいいんだけどなぁ……」

 『おにいさん、なにかわかったの?』

 「うん。君の身体は多分……」


 ボクはそう言いかけてから何かが浮いてるカプセル……の間に見えた赤いボタンをぽちりと押すと鈍い音を立てながら壁が下へとずれていき、そのカプセルは後ろへ下がり、そこには空間が出来て……



 ――ほぼ暗いその空間の中にあるのは異様なほどに綺麗な状態の人形のような子供の身体がたくさん並んでいて、その身体に、腕はなかった。


 「さて、見つけたよ。君を」

 『……あ』


 泣いてた子の身体、それはその部屋のほぼ中央にあり、その身体にやっぱり腕がなく、首元に紫色の小さな石が埋められていた。身体を見つけられた泣いてた子はと言えば……身体の方に手を伸ばしたかと思えば、頭を抱えるようにして……


 音にならない声で叫んでいた。わかっていたことだろうにと思ったりもするけど……さすがにそれを言ってはダメな事だってボクにもわかる。だからボクはその様子を見守ることにした。



 しばらくして、泣いてた子はようやく落ち着いたのかボクの方を見てひとつ頷いていた。


 『おにいさん、もうだいじょうぶ……』

 「そう?」


 泣いてた子がそういうとボクの目の前にはやっぱり見慣れたモニターが現れ、クエストが更新され、そこにでた表示は単純に地下室から無事に脱出しろという感じになって……つまりは、無事に戻れない可能性もあるということで。


 「あー……とりあえずここを出ようか」

 『うん。……あれ、おにいさん……上から何か落ちてきてる……?』

 「とにかく急いだほうがよさそう……かな」


 パラパラと天井から落ちてくる石の欠片から頭を守りつつ施設のような部屋を抜け、あのゴリラみたいなケモノが倒れたままの戦闘区域を抜け……



 ――ボク達が出たのはセブじゃなかった。というか外でもなかった。


 「あれ?」

 『ここどこ……?』


 ちなみにセブで受けたクエストはクリアにはなっていた……けど、ボクと泣いてた子がいるのは薄暗い洞窟みたいな場所で、マップを確認してみるとそこは……


 「……なんでサーディ?」


 そう、サーディだった。というか多分位置的にサーディの山の中ぽかった。あの、次男さんが来てるとこに近いようなそんな感じで、ボクは首を傾げることしかできなかった。


ちなみに最初に泣いてる子に飛ばされたときに出た場所から脱出したときの出口はセブの墓地でした。

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